「素直」という素質は
他者から最も高く評価される資質である。
 
例えば子どもは・・・
「活発である」という素質より、
「思いやりがある」という素質より、
「協調性がある」という素質より、
 
「素直に大人の言うことを聞く」と言う素質が最も喜ばれる。
 
 
 
 
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成人してからも・・・
「仕事が早い」より、
「リーダーシップがある」より、
「細やかな心遣いができる」より、
「正確に仕事ができる」より、
 
「素直に上司の意見を聞く」が最も高い評価となる。
 
 
 
 
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今までの時代・そして既存社会では
飛び抜けて何かができる者より、
とにかく
「素直な子、あるいは素直な者」が重宝された。
素直な彼らは扱い易く、命令に従順だから。
 
個々人が指示者の命令を抵抗なく受け入れ、
それに従った行動をしてくれたら指示する側は楽である。
 
 
 
 
 
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そして今一度考えて欲しい。
同じ「素直」でも真逆な状態も存在する。
 
それは・・・
 
「自分自身に対して素直である」と言う素質である。
 
自分の心、あるいは体に素直になると、
その子、あるいは成人は、
  
「他人の指示より自分自身の意見を最優先させる」
 
 
 
 
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例えば「勉強しなさい」と言われても
雪だるま作りを優先させたり、
 
「真っ直ぐ整列しなさい」と言われても
タンポポ野原に走って行ってしまう。
 
 
 
 
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大人になっても自分の趣向・気分・気持ちを優先し、
指示に従うとは限らない。
 
周囲からは「我が強い」とか、
「言うことを聞かない」とか、
「手に負えない」とか「協調性がない」とか、
「何を考えているのかわからない」など評価は非常に低い。
 
 
 
 
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だが、その個人は極めて素直なのだ。
自分に対してだが。
 
人類は長い間
「他者に対して素直でいること」が称賛され要求されて来た。
それは支配層にとって都合が良かったからだ。
 
 
 
もう新時代に入った。
これからは他者ではなく、
自分自身の心、体に素直になるべきだ。
 
そうすれば人はやりたくない事はしなくなる。
結果皆が幸せになり、地球を汚さなくなる。
 
 
 
今更ではあるが、
「素直」と言う資質は、他者に対してではなく
自分のために使うべきだったのである。
 
 
***
  
 
 
下記の画像は仲良しの木に寄りかかる私。
木は私の素直さをよく理解し、いつも褒めてくれる。
 
今日の記事はここまでです。
 
 
 
 
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