自分の欲求を知る | 未来を創造する占い◆観相家 サトウ純子のブログ

先日、参加している講座で心理学者マズローの「欲求5段階説」の話しが出ました。

いろいろなマニュアルなどで参考にされることが多いので、皆さんもどこかで耳にしたことがあるかと思います。  

  

①生理的欲求…食べる・眠る・飲む・排出する等

②安全の欲求…危険から身を守り安全を確保したい 

③所属と愛の欲求…皆から受け入れられたい

④承認の欲求…周りから注目され、認められ、賞賛されたい

⑤自己実現の欲求…自己目標を達成したい

  

これらは①から順にピラミッド型で表記されることが多いです。

土台に近い方の欲求が多く、途中を抜いては上に行けない、ということですね。


こちらを接客をする側の人にあてはめると

①収入を維持し、生命を維持したい(給料が入る、ご飯を食べる休憩の確保、睡眠時間の確保)

②収入の安定や安全を確保したい(契約、保証)

③よい仲間と仕事をしたい(仕事場の環境)

④能力に相応した仕事を遂行、達成し、褒められたい(昇格)

⑤個性を活かし、人間として成長したい(おもてなし、ホスピタリティマインド)

   

と、イメージできます。

①②③の段階では、自分のことでいっぱいいっぱいのように感じます。

実際、この段階で不満を持っている方は、本当の意味での「お客様の立場になって考える」という余裕はないかもしれません。

そして、この段階を飛ばして上には行けない。

今一度、今の自分はどの段階にいるのか、確認してみてください。

月収が最低限でいい人、多く欲しい人。

収入はそこそこで満足できるが、保証が欲しい人。

収入や保証はそこそこで満足できるが、仕事場の環境や人間関係を重要視する人。

人それぞれの価値観があると思います。

「えー?これだけもらっているのに不満なの?」

「こんなに余分に働いているのに、これだけで大丈夫なの?」

と、他人に言われても気にしないでください。

決めるのは自分です。

逆に、他人の評価を気にして、自分の本来の欲求を見失ってないかを考えてみてください。

そして、その欲求を満たすために最大の努力をしたか。

本当の自分の欲求が満たされなければ、上の段階には行けません。