多発性硬化症に罹患したということ 4 | 多発性硬化症のさやさん

多発性硬化症のさやさん

2009年に多発性硬化症を発症したさやさんのひとりごと。

初発症状として出ていた視野欠損と顔面のシビレは

ステロイドパルス500mlを2クールで事なきを得て

Dr 「治す薬はないけど、再発頻度を減らす薬はある」

私 (ほほぅ?)

Dr 「今あるのはベタフェロンっていうのとアボネックスっていう薬だけ。
                                   (2009年春当時)
   ベタは皮下注射で2日に1回、アボは筋肉注射で1週間に1回」

私 (・・・え?注射なん?)

Dr 「自分で打つならベタの方がいいと思うからベタの方向で進めましょう」

私 (´;ω;`)ウッ…

Dr 「!?いや、泣かないで(・_・;)」

私 (´TωT`) ←涙が止まらないw


正直に言おう

多発性硬化症に罹患したことより
自己注射を強いられることの方がショックだったw


しかも2日に1回とか地獄かとorz

パルス2クール目終了翌日からベタフェロンの導入が始まった

つづく



~余談~
ここで私が患った視野欠損について少しだけ。

正常な視野というのは

たとえば両目でこんな画像を見ているとします


       左目       右目

当時の私はこんな感じ


       左目       右目


両眼とも左側ほぼ半分が見えない状態

こんなんで焦点が合うはずもなくw

完全に欠損しているわけではなく、ホントに図のように欠損部分がまばら

ただし、欠損している部分が多いorz


まぁ実際には黒くないんですよね

むしろ空白になってる感じでした


遠くを見たり、大きな文字を読む分には大して問題ないんです

足りない部分を必死に両目で補い合ってるんでしょうね



問題は書類や本などの小さな文字を読むとき。

私は数字が多く記入された書類を扱う事務職をしています

左側が欠けているために

例えば125,000円という数字があったとしましょう

左手で左目を隠して右目だけで読みました

私に見える数字は25,000円。

左端の1が空白になるんです


だから目だけでなく顔を動かして数字を読む感じでした。