Your Progress人材育成講師・嶋尾かの子の「勇気のつけ方」レシピ集 -3ページ目

Your Progress人材育成講師・嶋尾かの子の「勇気のつけ方」レシピ集

勇気づけの対人コミュニケーション研修・講座の講師、嶋尾かの子による勇気づけのレシピ♪





相手を「一方向から見た役割」で見ていませんか?



私たちは
お互いの背景を知らない時、
相手を見たまま、
相手のあるがままを信じます。
 
 

だけど、相手に何かの役割があることを知ると、
途端にその「役割」に対する自分の判断が入る。
 


特に社会での役割は、
見る者に大きなインパクトを与えるように思うのです。
 

 
この仕事を初めてすぐの頃、
ある経営者勉強会様にお声がけいただき
講師としてアドラー心理学のお話をしました。



「経営者勉強会」という名前からして
集まる方々はすべて「経営者」さんであるわけですね。
 
 

会社経営をしている私の父がそうであったように、
(既にこれが私の経営者に対する価値観)
経営者様というのは厳格である
と思っているので、
知らず知らずのうちにご参加の皆さまを前に構えてしまうことがありました。
 


そこには、既に私が考える「経営者とは」という価値観が存在し、
それに沿った見方をしてしまう。
 


けれど、
さまざまなお話をしていく中で
会社の中の話ではなく、
ご家族や大切な方々との関係をさらに良くしたいと
(心理学のお話なので、自然と開かれた深いお話になります)
そしてそれを会社やそれを超えて地域社会の中でも拡げていきたい
とお話をされていく方がとても多かったのです。



父親としてのご自分、
地域社会の中のご自分、
そして経営者としてのご自分、
ご自身を表現するツールは数たくさん。



そんなみなさんのお話を聴くにつれ、
何て優しい表情をお持ちなんだ、と
わたしが持っていた「経営者=厳格」というイメージとは遠く離れたものを感じました。



こういった「役割」というものに
わたしたちの見方が左右されることは
多いのかもしれません。



その人のどこをみるのか
というのは、とても大切。



「お母さん」とか「先生」とか「部長」など、
一つの役割でその人を見てしまうのは
相手を理解しようとする姿勢としては
もう一つ踏み込みたいところ。



相手を見る私たちが、
「一方向から見た役割」から脱却して、
相手を「お母さん」であり、「妻」であり、
「娘」であり、「ご近所さん」であると見たら
その人の本質に、一歩近づくことができますね😊








わたしたちには、幼少期からの
「この行動は成功するか、失敗するか」
の膨大な数の実験と検証によって積み上げた行動パターンがあります。



分かりやすく言うと、「その人なりの生き方のスタイル」。



アドラー心理学では、ライフスタイルと言います。



幼少期から選択し積み上げてきた思考、感情、行動パターンは 

「わたしは優秀でなければならない」

「わたしは失敗してはいけない」

「他者から守ってもらいたい」

などの自己理想が元となっていますが、
生活していく中(そのパターンを使っていく中)で
なんか疲れるな、とか
上手くいかないな、など
不具合を感じることもあるかもしれません。



その時は選択を変えれば大丈夫😊



この根っこになる自己理想を知り、
「見方を変えていくことで
行動パターンを変えていくことができる」、
アドラーの言葉を借りると
「性格はいつでも変えられる」
のです。



でね、わたしはというと
「わたしは優秀でなければならない」
という自己理想があることを自分で認識してるのですが、
これは優秀であるために、「頑張る」モチベーションになります。



だけど、それがいつも「つぎのステージへのステップ」になるかというと、
そうではない。



自分で課した理想であるのだけど、
自分のエネルギーが停滞期にある時には
理想に近づけない自分に対してイライラしたり情けなかったり。



それでも無理やり頑張ろうとすると
他人が羨ましくなって妬んでみたり、
幼少期から親の期待が大きかったからだと他責にしてみたり。



そういう時は
「ちょっと待って、深呼吸」
の合図です。



自然に季節というリズムがあるように、
私たち人間にだってリズムがあるんですよね😊



そりゃ私たちだっていい時もありゃ
上手くいかない時だってある。



無理に浮上しようともがくのではなく、
そういう時もあるよね、
とご自身に声をかけてあげてください。



そして、そもそも
「わたしは優秀でなければならない」
というのは本当なのか、
これが自分の大切な親友だったら、
なんて声をかけてあげるのか、
少し考えてみてあげてください😊

(ここにアプローチする方法はたくさんありますが、
それはその方その方によって違うので、
ここでは割愛します)



失敗して一番攻めているのは
他ならぬご自身。



これ以上失敗に対して攻めなくていい。



優秀じゃない時があったって、
あなたの価値は変わらない。



これは他者に
ある分野の優秀さ(自分なりの)を譲ることによって、
他の人が活躍できる場を作るだけでなく、
ご自身が本当に得意なことを際立たせてくれることにもなりますね😊



気がつけば、他者貢献😊



みんなそれぞれに光る個性があって、
それを共に発揮しながら助け合うことが大切だと思うのです。











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今日の午前中はアドラー心理学勉強会の休日クラスでした。



結果から言いますと…



とても楽しかった!*(^o^)/*



今回は2017年初めての勉強会なので、
新春企画として特別ワークをご用意いたしました。



ご自身のライフスタイルを把握し、
「どう在りたいか」を再認識できるワーク。


この勉強会で大切にしているのは
(わたしが提供するプログラムは全てそうですが(*^^*))
ご自身の考えや、その時の気持ちを話すこと。



「こんなことを言ってどう思われるかな」
「求められたことは全てこなせないといけない」
「目立たないようにしとこう」



これらの想いを持っていると
ご自身のやりたいこと、
好きなことを表現することを控えてしまうので、
次第に
「わたしは何がやりたいんだろう」
「わたしの本当の好きなことって何だろう」
と分からなくなってしまったり。



勉強会の中では、誰も否定せず安心できる環境を作っていますので
ご自身が想ったことを「意見」として仲間のの前でお話しいただいています(*^^*)



そうして
ご自身の好きなこと・やりたいことにOKを出していく。



初めはスモールステップでいいんです。



その積み重ね、練習、トライ&エラー、そしてまたトライ。



主体的に自分の人生に関わって、
自分の気持ちを大切にするように
相手の気持ちも大切にする。



このプロセスの中で、
課題の分離や問題の(原因ではなく)目的を観ることができるようになっていきます。



このワークはお一人お一人の個性が光って、
ご自身のことを話す時の表情は本当に美しく、
この仕事をしていて本当に良かったと思う瞬間。



ご自身のライフスタイルを把握し、
「どう在りたいか」を再認識できるワーク、
とてもよかったので、
もう一回しようかな(*^^*)


ご興味おありの方はご連絡くださいね😊