次節は3位金沢と直接対決です!
今日も勝手にプレビューします!
2015J2リーグ第14節
ジェフユナイテッド千葉 VS ツエーゲン金沢
フクダ電子アリーナ 5/17 16:00kickoff
前節 2位
勝点 27
得点 21
失点 8
差 +13
完封 9
今季得点
ネイツ・ペチュニク⑥
井出 遥也③
金井 貢史③
キム・ヒョヌン③
パウリーニョ②
森本 貴幸①
オナイウ 阿道①
中村 太亮①
田中 佑昌①
今季警告/退場
谷澤 達也④/0(累積1回)
ネイツ・ペチュニク③/0
中村 太亮③/0
高木 駿②/0
キム・ヒョヌン②/0
パウリーニョ②/0
井出 遥也②/0
佐藤 健太郎②/0
金井 貢史①/0
田中 佑昌①/0
大岩 一貴①/0
田代 真一①/0
今季J3より昇格した金沢。
ジェフはリーグ戦で初の対戦となります。
J2初昇格の金沢。
ここまで8勝3分2敗と、ジェフとまったく同じ戦績です。
当然、勝ち点は27で同じ。
得点/失点を見ても、ジェフ21/8の+13、金沢19/7の+12。
得失点差で僅かにジェフが上回って2位。
数字だけ見ればほぼ互角の両クラブです。
ジェフは4試合無失点中ですが。
金沢は10戦負けなしみたいです。
お互いに意図するfootballを実践出来ているのでしょう。
GW連戦の間、数節首位だった金沢。
現時点でジェフに次ぐ3位。
初昇格初年度でのここまでの躍進。
予想した人はほぼいなかったのではないでしょうか。
システムは4-4-2で、手堅く守ってカウンター。
大雑把に言えば、こんな感じでしょうか。
しかしここまで常に上位にいるのですから、ただ引いて守ってカウンターって訳ではないんだと思います。
ジェフは今季ここまで。
ベッタリ引いて守ってくる相手に対して。
1勝1分1敗、栃木と分けて愛媛に負けて讃岐に勝って。
この3試合に共通するのは。
試合中多くの時間ボールを保持しながら、なかなか相手を崩せなかった事。
勝利した前節讃岐戦も。
後半讃岐が勝ちを意識してディフェンダー1枚減らして前に出て来なければ。
引き分けで終わっていたかもしれません。
ジェフは引かれると崩せない。
よく聞く言葉ですが。
ベッタリ引かれて人数掛けてブロック作られたら。
どこのクラブだって、簡単には崩せない。
関塚さん就任までのJ2での4年半は。
ボールを持てる事により攻撃に意識がいき過ぎて、守備の意識が薄く。
簡単にカウンターから失点して負ける試合が確かに多かった。
リーグ最小失点だった木山さんの時でもそうだった。
J2では多くのクラブがジェフにそういう戦い方で挑んでくる。
そこで、簡単に負けてしまう事が本当に多かった。
その過去があるので、より強く印象に残っているのだと思います。
ただ、引いてブロック作る相手にも勝っていかないと。
引かれても、崩してゴールを決めないと。
J2優勝・自動昇格は果たせない。
今季は、相手のカウンターで簡単に失点する場面がほとんどありません。
栃木と愛媛にやられたのと、磐田戦の2点目くらい。
セレッソ戦は、いわゆるJ2のfootballとは違うので除外して。
ここまで13試合中9試合が“クリーンシート”。
ゴールを奪われたのは。
栃木1点、セレッソ4点、愛媛1点、磐田2点の4試合のみです。
ディフェンス・カウンター対策は、確実に向上している。
残る大きな課題は、やっぱり今季も攻撃面。
じゃあどうすんだよ。
って事で、また酔っ払い勝手に考えます!
前節讃岐戦の観戦記で。
晃樹と阿道に厳しい事書きました。
世間の論調も、同じ様なもんだったと思います。
しかし、月曜日の新聞読んだら。
晃樹はコメントで、関塚さんに指示され“敢えて”サイドに張っていたと。
サイドに張る事によって相手のディフェンスラインを横に拡げさせ、そこを阿道や森本に突かせたと。
この意図は、私はまったく気が付かなかったです。
ゴール前に密集した相手のブロックを崩すには。
ブロックの中や周辺で選手が動く事によって、相手を引っ張り小さくてもスペースを作る。
規律を持って守りたい相手を、意図に反して動かす。
そこで出来たスペースを、後ろから出てくる選手なりパスなりで突く。
これが一番の定石と思いますし、相手に引かれるクラブはみな考えている事と思います。
もう一つは、個人の突破。
ドリブルしてマークにくる相手を交わせれば。
次のディフェンダーが対応せざるを得ない。
その選手が空けたスペースを突く。
これも定石と思う。
どちらのパターンでも。
選手が細かく動きは止まり、また動き出しては止まり。
これを繰り返す事、そしてそれを全員で連動して行う事が大前提です。
少し前までのバルセロナやスペイン代表は。
正にこの繰り返しだったと思う。
常に動き続けるフィジカルと。
狭いスペースでも正確にボールを扱う技術がベースの戦い方です。
前節讃岐戦。
14日間で5試合という、過酷な日程での連戦の最後の試合。
5-4-1で、2列のブロックを作る讃岐。
お互いに身体が重く、躍動感のない試合。
関塚さんは。
右SHの晃樹をサイドに張らせて、ディフェンスラインを横に拡げさせて。
ここまで出場時間の短かった遥也と阿道、怪我から復帰の森本を前で自由に走らせる戦術にしてきた。
疲れの見えるペチュニクはベンチに温存して、比較的身体の軽い選手を走らせた。
金井と太亮を、ボランチの様に中央に絞らせて。
パウリーニョを真ん中に残し。
カウンター対策と同時に、前へのパスの供給源に。
健太郎は、中に絞った太亮の代わりに左サイド深くまで侵入し。
相手ブロックを、外に引っ張る動きをします。
健太郎と遥也が作ったサイドのスペースに。
機を見て太亮が侵入。
試合中、私は1/3くらいは関塚さんの意図を理解出来ましたが。
関塚さんと選手は、それ以上の事を考えていました。
選手が、厳しい日程から動きが重い試合。
相手はベッタリ引いて、長い距離のカウンターを狙ってくる。
ブロック崩しの正攻法では難しいと判断したのでしょう。
twitterでも呟きましたが、囲碁の様な緻密な陣取り戦術ですね。
ここが、過去J2でジェフを指揮した監督と関塚さんの一番の違いと思います。
あくまでも、ベースはディフェンスと無失点。
攻撃はそこから。
それが、関塚さんのスタイルと思っています。
降格前のミラーさんとも似た所があるって印象です。
前監督の鈴木さんを。
つまらない、弱いと否定した意見はとても多かった。
私は、理想を追うか現実を見るか。
そこにどれだけ時間と金を掛けられるか。
その差だった思う。
“王様”兵藤や、“天才”大塚翔平がプレーしたジェフ。
わくわくする展開は、今よりも多かったと思う。
もう少し時間があって。
もう少しチームで守る事を意識出来れば。
また違う結果だったのかなとは、今でも思います。
過去に足りなかった事をチーム・選手に要求し植え付けようとしている関塚さん。
現実を見たチームを作っている。
今取り組んでいる事は、正に過去5年ジェフに足りなかったものだと思うし、歩む道は正しいと感じています。
一番強く感じるのは。
選手が精神的に強くなった事。
自分とチームに自信を持てている。
それがメンタル面の強さのベースになっている。
自分達のプレースタイルに自信を持っているから。
最後まで信じてやり抜く事が出来る。
そして勝利が、過信ではなく更なる自信につながっている。
今、チーム・クラブはとてもよい循環にあると思う。
話が横にそれてしまったので、元に戻します。
関塚さんは、如何に手堅く勝利するかを常に考えている印象です。
引いてくる相手にも、無闇に人数掛けて攻める事は選択しない。
私の勝手な印象です。
今節の対戦相手、ツエーゲン金沢。
チームで“堅守速攻”をうたっていますが。
愛媛や讃岐の様に、ベッタリは引いてこないと思います。
愛媛も讃岐も、相手がブロックに入って来ない限りはチェックに来なかった。
ペナルティエリアから10~15mくらいまでは一切ボールに仕掛けて来ず。
ブロックを維持して待ち構えていました。
ジェフの選手は、中盤まではゆうゆうとボールを保持出来た。
そこから先の崩しが課題でしたが、考えプレーを選択する時間とスペースがあった。
金沢は、ジェフのトップだけではなく中盤の選手までプレスを掛けてくると思う。
ディフェンスから入るチームだと思いますが。
引いて待ち構えるだけではなく。
積極的にプレッシャーにくると思います。
そして奪ったボールを、前線の起点へ。
タテに速く仕掛けてくると思います。
そういう意味では。
やり方は違いますが、ジェフと似た考え方のチーム。
ジェフが4-2-3-1でくるか4-4-2でくるか分かりませんが。
それぞれのポジションで、激しく戦う展開になると予想しています。
ベッタリ引いた相手をどう崩すかではなく。
厳しいプレッシャーの中で、どう引いた相手を崩すか。
そういう厳しい試合になると思っています。
GW連戦中は、あまり重きを置いてこなかった。
攻守の早い切り替えと、そこからのタテへの速さ。
これが求められる試合。
お互いに、連戦中よりはコンディションがよいはず。
金沢は、確実に走ってくる。
ジェフは、SHをサイドに張らせて相手ディフェンスラインを拡げるのではなくて。
選手が走って、相手ディフェンスラインにスペースやギャップを生む戦いをしないといけない。
相手に走り負けない事。
局面の争いや球際で厳しく戦い、後手を踏まぬ事。
これが勝利への大前提と思います。
だんだん何を言いたいのかが散漫になってきたので。
ここで妄想フォーメーションです!

累積警告で前節お休みだった谷澤。
当然スタメンに復帰すると思います。
前節怪我から復帰の森本。
コンディションはよさそうでしたし、讃岐戦で試合勘も取り戻せたのではないでしょうか。
ペチュニクはトップ下に戻して。
ロングボールの起点や、タテパスの出し手として期待しています。
もちろん自身のゴールも。
そのペチュニクをサポートするという意味で。
佑昌スタメンと妄想しました。
佑昌は攻守に走れるし、裏のスペースを突く感覚が秀逸です。
おそらく谷澤とペチュニクの所には、厳しいプレッシャーが掛かってくる。
森本にもピッタリとマークが着いてくる。
スペースを突き、タテパスの受け手として。
ディフェンス時のフォローとカバーを考えて。
私は佑昌に期待しています!
金沢との試合は。
前の方に書いている様に、相手の厳しいプレッシャーの中で引いた相手を崩す事が求められると思う。
攻守の切り替えとタテへの速さ。
局面や球際での争い。
これが大前提の上で。
どう金沢を崩すか。
今季のジェフは。
パス回しだけで相手を崩すfootballを目指していません。
大塚翔平を放出したり、也真人がレギュラーポジションを掴めない現状を見れば。
明らかだと思う。
では、引いて守る相手をどう崩すか。
引いて守るチームは。
ディフェンスラインに規律を求めていると思う。
選手間の距離を一定に保ち、ラインを統率する。
選手同士の間を抜けられるのを阻止し、互いにカバー&フォロー出来る適切な距離。
ラインの上げ下げ含め、穴を作らない事を意識している。
これはもちろん、引いて守るクラブだけの話ではないですが。
それを崩そうと思えば。
相手の想定を越えるプレー、ディフェンスラインだけでは対処出来ないプレーを仕掛ける必要があると思う。
左右にボールを振って、相手を揺さぶる。
これは効果的な攻撃です。
ここまでジェフは、パウリーニョを中心にサイドチェンジを効果的に使ってきた。
CBの大岩も、常に右サイドのSHやSBへのパスを狙っている。
これを継続し、スピードと精度を追求していきたい。
もうひとつ。
後ろから、選手が前に仕掛けていく。
前の選手を追い越す動きをする。
左右ではなく、相手を前後に揺さぶる。
これも効果的な攻撃です。
ここ数試合、この前後の揺さぶりが少なかった。
連戦でのコンディション不良から、選手の動きが重かった事が一つの原因。
運動量以前に、前でボールが収まらなければ後ろからは出ていけない。
大きな原因だったと思う。
もう一つの原因は。
“頭の中は冷静な猟犬”勇人の負傷欠場。
パウリーニョとボランチコンビを組む健太郎。
もちろん勇人とはプレースタイルがまったく違う。
健太郎は。
守備の安定と、後ろでのボール回しに大きく貢献していると思う。
4試合失点0は、健太郎のプレーに依る所も大きいと思っています。
どっちがいい悪いって話ではなく。
それぞれによさがある上で。
引いた相手を崩す事を考えれば。
中盤でボールを狩り攻撃のスタートとなるパウリーニョを活かす為にも。
もっともっと前に仕掛けるプレーを期待しています。
讃岐戦では。
特に前半。
両SBが中に絞っている事もあって。
積極的に前に出ていった印象です。
ペチュニクのゴールは。
ペナルティエリアに侵入した健太郎が、太亮のクロスを頭で反らした結果でした。
ディフェンスの安定をもたらせた上で、前に仕掛ける。
言葉にすると簡単そうに聞こえますが。
とても難しい役割です。
でも、チームの勝利の為に。
健太郎には、そういったプレーを期待しています!
もう何が言いたかったのか分からなくなってきたので。
そろそろ締めます。
妄想フォーメーションについて。
ここまでのプレーを見れば。
右SHは、遥也か阿道がスタメンでもおかしくない。
佑昌含め、それぞれプレースタイルや特徴の違う3人。
前線のペチュニクや森本だけでなく、ボランチの2人や右SB金井とどう絡ませるか。
攻撃の仕方や守り方、試合の展開に関わる重要なポイントです。
関塚さんが誰を選ぶか。
そんな事私に分かる訳がありません。
明日は恒例の試合前々日の非公開練習。
誰が右SHとして、フクアリのピッチで試合開始のホイッスルを聞くのか。
ここも注目ポイントと思います。
だらだらと書いてきましたが。
今一番思う事は。
“堅守速攻”を標榜する相手から。
タテに速い攻撃でゴールを奪って、無失点で勝利したい!
J2優勝・自動昇格の為には。
相手が何処のクラブであろうと。
常にクリーンシートでの勝利を目指す。
そういう姿勢でお願いします!
私はもちろんフクアリ参戦予定です。
極めて微力ながら、選手の背中を押します!
スタジアム全体で勝利を目指して。
目の前の一戦一戦を戦っていきましょう!
WIN BY ALL!です!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
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今日の一言「クリーンシートを継続して勝ちたい!」