今回は赤塚高仁さんのガイドで、11日間の【聖書に学ぶやまとこころの旅】に参加させて頂きました。

赤塚さんのblog

赤塚さんは、師と仰ぐ糸川英夫氏に
「日本はイスラエルに学ばねばならない」
と教わり、氏が亡き後も氏の意思を継いで14年連続でイスラエルを訪問し、日本人にイスラエルの事や、ユダヤ教、キリスト教のことを伝えておられます。

私は、かねてよりイスラエルに来たいと思っていながら、なかなか良い先導者に出会えていなかったので、今回紹介を受けた段階ですぐに参加を決めました。

9月14日は18時間移動に費やし、イスラエルのテルアビブに到着しました。
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あけて15日は、まずヤッホを訪問です。
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ヤッホは4000年ほど前から栄えていた港町で、キリストの時代にはペテロがシモンの家で布教したことも聖書に書かれています。
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今日はまさにそのシモンの家の前でお話を聞いてきました。
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続いて訪問したのは、テルアビブの独立記念ホール。
1948年の5月14日に、初代首相のダヴィット・ベン・グリオンにより独立宣言がなされたまさにその場所が、当日のまま保存されています。
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中央に飾られているのは、ジャーナリストのヘルツェルの肖像画。彼は1896年に「ユダヤ人国家」を書き、ユダヤ人による国家建設を訴え運動し、1904年に過労死したといわれます。

ヘルツェルも運動当初は、そんなことできるわけない、と友人にも変人扱いされたそうです。吉田松陰先生みたいですね。しかし、彼の思いが広がり、20世紀初頭から今のイスラエルの地域にユダヤ人の植民がスタートしたと。
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最初は何もない砂漠に60家族だけから始まったのが、100年で今は国家になっているわけです。ドバイも凄かったですが、イスラエルも同じですね。
日本も焼け野原から東京や大阪を作ってますから凄いんですが、砂漠に街を作るところが人間の想像力の凄さだと思います。

そこにはやはり想いや志があります。
これが今回のツアーの私のテーマだと今日気づきました。

また、自分たちの国を作り、
それを守り抜くという気持ち。
かつて学生時代に共にアメリカを旅したイスラエル人からも感じた想いを今日再び感じることができました。

日本人は有史以来国を失ったことはないので、2000年かけて国を作り直したイスラエル人の気持ちはなかなかわからないと思います。
本当は71年前に国を失ったままかも知れないのですが、アニメの進撃の巨人のように大きな壁に守られて暮らしているうちに元々の生き方や気概を失ってしまいました。

イスラエルに来て私が一番感じたかったのはそこなんです。10日間でどこまでそこを感じとれるかが私の課題です。

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続いて行ったのは、カイザリア。

ここは元々フェニキア人の港町で、2000年前のローマ帝国統治下でヘロデ王がアテネに並ぶ港町を築こうとしたところ。
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使徒パウロがローマへの宣教に旅立った町としても有名です。
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今はかつての港は海に沈んだものの、ヒトがライオンと戦った闘技場や導水橋などが残っていて、闘技場はコンサート会場として使われています。

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そのあともイスラム教徒や十字軍、トルコの制圧など幾重にも重なる歴史は圧巻です。

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旅は進んで、ハルマゲドンの舞台とされるメギッド山を抜けて、聖母マリアが大天使ガブリエルに受胎告知を受けたとされるナザレに到着。
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イエスが伝道を始めるまで30年暮らした町には受胎告知教会や聖ヨセフ教会があり、2000前に彼らの生活していた場所が保存されていました。
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ヨーロッパやアメリカ、ロシアで見てきた絵画に描かれる場所に自分がいることが不思議な感覚でしたが、
赤塚さんの言われる「足で学ぶ聖書」の意味がよくわかりました。

日本では古事記にまつわる場所をいろいろ回らせて頂いていますが、イスラエルでも同じような感覚で学んでいます。