コペンハーゲンのど真ん中にある自治区【クリスチャニア】に行ってきました。
1971年に、空いた軍用地を住民が占拠してつくられた自治区で、最初は政府も試験的に認めていましたが、途中から廃止を模索、いろいろ揉めながら今日を迎えています。
個人が自由な表現ができ、かつコミュニティに対して責任を持つ自治社会の建設がコンセプトで、国旗や国歌も持っています。
赤に三つの黄色の丸が国旗です。
クリスチャニアでは経済的自立を目指し、生活に必要なものは、自分たちでつくるようにしていて、クリスチャニア自転車はデンマークに広がっています。
自治にもルールがあります。
9つの禁止事項。武器、暴力、防弾服、バイカー服、私用車、火薬製品の売買、花火、盗品、ハードドラッグの禁止
我々が一番引っかかるのは、やはりドラッグですよね。
デンマークではドラッグ自体が禁止ですが、クリスチャニアではマリファナなどの軽ドラッグが黙認されているのです。
クリスチャニアに入ると露店などで売っていて、我々が行く直前にガサ入れがあったようでだいぶ店は減ってましたが、バイヤーバイヤーいましたしみんな吸ってました。
マリファナの匂いが私でもわかるくらい。
だからそのあたりは写真撮影禁止なんです。
自由なゾーンなのに自由に写真がとれないf^_^;
自由じゃないといえば、クリスチャニアには850人くらいの住民がいますが、住民になるには審査があり、誰でも自由に住めるわけではないんです。空きが出て、審査に通ると住民になれ、建築基準法を無視して自由に家なども作れるんですが、、、
自由を手に入れるのも自由ではないのです。
つまりどこで線を引き、ルールを決めるかのバランスの話で、手放しの自由は自治区であってもできないんですね。
こうした自治区のいいところは、国家や市町村という大きな単位ではなく、より自分に近い範囲でなるべく多数決を使わずに、話し合いで自分たちの生き方を決めれるということです。
日本の限界集落もむかしのように、村落自治区にしてしまえば、若者による新しいコミュニティが生まれる可能性があると思います。
国が全部統一して個性がないから、みんな合理性を求めて都会に集まるんです。
2050年には日本の国土の半分以上が無人になるらしいので、移民など入れずに個性ある自治区をどんどんつくらせるようにしませんか?
地方創生は自治区作りから!
とかキャッチをつくり。
私なら、教育を徹底し、自給自足の永世中立自治区を作りますね。
受験勉強はいっさいなし。
日本と郷土を愛するグローバルな経営者をガンガン輩出し、社会福祉の手厚い自治区にしたいですね。
一緒に作りたい方は私と仲良くして下さい(笑)