今回のデンマーク視察のガイドは、
ニールセン 北村朋子さん。
先月のイスラエルのガイドの榊原さんも素晴らしかったですが、ニールセンさんもピカイチのガイドさんです。

ただガイドを受けるだけではもったいないので、ニールセンさんを講師に、有志で早朝勉強会を開催しました。
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【テーマ1  エネルギー】

デンマークは2050年までに化石燃料からの脱却をすることを2012年に14の政党で合意をしていて、学者も産業界もデンマークがどこに向かうか分かっている。

よってエネルギーの研究や投資が促進されている。

デンマークでは、国民に対し、
「大都市は保育器の中にある子供のようなものだ」と啓発をしている。
なぜなら大都市は、水も食料もエネルギー、労働力をすべて地方に頼っていて、地方がないと何もできなくなる現実を皆が認識しないといけないから。

そうしながら、デンマークでは、官民&国民をあげて、エネルギーの利用効率を上げる努力をしている。
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【テーマ2 労働時間】
デンマークでは、週37時間労働が基本

有給休暇は5〜6週間
5〜9月にまとめて3ヶ月
残りはできるだけ5日以上まとめてとるようになっいる。
有給休暇に会社から仕事の連絡をしようものなら、休暇のカウントがまた0になり、再び休暇をとらないといけなくなる。
残業代は非常に高く、土日出勤は100%増しに。

今でこそこんな環境だが、
1900年時点ではデンマーク人は週60時間働いていたのです。
それを100年かけて話あって減らして、生活を楽しむ時間を作ってきた。

現在、スウェーデンでは試験的に週30時間労働をやっている。これが上手くいくようならデンマークでも取り入れようという話になっている。
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【テーマ3 キルケゴール】

キルケゴールはデンマークでは、近代社会の父と言われていて、その哲学が教育や経営に生かされている。

神谷が印象に残った彼の言葉を紹介

「あなたが本当に人を導きたいなら、その人がどこにいるかを伝えることから始めよ。」

「人生の初期段階において最も危険なことはリスクをおかさないことである。」

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【テーマ4 教育】
デンマークの社会の教科書を見ながらヒアリングしました。

デンマークの教科書は購入でなく貸し出しです。
教科書は学校で選び、何を教えるかは先生に任されています。

中学2〜3年生の2年間かけてやる社会科の内容をヒアリングしました。
ちなみに歴史と地理はこれとは別にやります。

1.社会科について
メディアリテラシー
2.戦後のデンマークと世界の歴史
3.民主主義の変遷
   民主主義にもいろんな形態がある
   デンマークの法律
   暴動の権利
4.デンマークの政党の歴史と理念
5.イデオロギー
6.国際機関の役割
7.地域社会の運営
   労働組合や多様性
8.統治機構と地方自治
9.産業
   農業社会から知識社会へ
10.教育
   教育制度やその決まり方
   職業選択の過程
11.経済
   財源と今後の目標
   GDPや失業率
12.メディア
   政府を監視する役割
   報道倫理
   配信側の意図を理解する
13.デンマークは国際社会からどう見られているか
14.エネルギー


我々が龍馬プロジェクトで作っている有権者プログラムに非常に良く似ていてびっくりです。
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まとめたのはお話の一部です。
私が自分の活動に使う知識を皆さんに共有しときます。

勉強になったと思う方は、
神谷の活動にカンパよろしくお願いします(笑)

時間とお金をかけて発信しておりますm(__)m