「お~い、ジュンス~汗…はぁ、どこ行ったんだよ、アイツ汗



ユノは、周りより頭一つ出る長身で辺りを見渡し、ジュンスを探した。


すると…



「兄さ~~ん!!


どこからかユノを呼ぶ声が…

声のする方をよく見ると




「あっ!!いた!!汗


「お~い、兄さ~ん!!
こっちこっちニコニコ




ジュンスはタコ焼きの屋台の前で大きく手を振っていた。

ユノは、人を掻き分け、ようやくたどり着いた。




「ジュンス……お前なぁ~汗団体行動っていうものは、一人が勝手な事をすると、全体に迷惑がかかり、輪が乱れ……」


「兄さん、タコ焼き食べる?ニコニコドキドキ



またもユノの言葉を聞かず、遮るジュンス。

ジュンスに何を言ってもしょうがないだろう…と諦めたユノは、小さな声で「うん、食べる…」と言って、タコ焼きを頬張った。





ようやくジュンスのお腹が満たされたようで…



「ところで、ジェジュン兄さん達は?」


「お前が勝手な行動とるから、先に行ってもらったんだよ汗


「ふーん、そっか!
じゃあ、早く俺達も行こうよ~ニコニコ


「……お前って奴は汗


「兄さん、どっち?早くしてよ~!!




ユノは自由なジュンスを前に、頭を抱え、ため息しか出なかった。


だが、また見失ってはいけないと、責任感の塊ユノは、ジュンスを引っ張り、人の流れに沿って歩きだした。








一方、3人は………




「ジェ…ジェジュン?
寒いなぁ汗寒くないか?俺のマフラー貸すか?」


「…ううん……ユチョンが寒くなるから良い…」


「えーっと…兄さん!!
あそこに無料で甘酒配ってますよ!!貰ってきましょうか?汗


「…………飲む」


「分かりました!!少し待っててください汗




一分後…




「はい、兄さん、どうぞ!!


チャンミンはぜぇぜぇ言いながら、3つ持った内の一つをジェジュンに渡した。




「ありがと………」


そう言って、ジェジュンは一口飲んで、はぁ~っとため息をついた。




チャンミンは一つをユチョンに渡し、二人も飲んだ。


そして二人は夜空を見上げ、考えた。




「(ジュンス……帰って来たら、めちゃくちゃイジめてやる……むかっ)」




…ジュンス、身に危険が迫ってます……自業自得だけど(笑)




<続く>