しばらくベットで甘い時間を過ごした後、二人はそれぞれ服を着た。



「ねぇユノ…」


先に着替え終わったジェジュンは、立って着替えていたユノに声をかけた



「ん?どした?」


「俺、やっぱりマナちゃんと仲良くしたい…」


「ん~…そっか。
マナだって、バカな奴じゃないから。接してくうちに、ジェジュンの良さが分かってもらえるさニコニコ


「うん……」


「さて、もう外も暗くなってきたし、送ってくよ」



ユノはジェジュンの手を引き、部屋を出た。


すると、ちょうど2階に上がってきたマナと階段で鉢合わせした。



マナは一瞬あからさまに嫌そうな顔をしたが、すぐに笑顔を作り、


「あら、ジェジュンさんもう帰るんですか?
また遊びに来て下さいねニコニコ


と、心にもない台詞を言った。

マナがジェジュン達を横切ろうとすると、ジェジュンがいきなり


「待って!!」


と大きな声を出した。



ビックリしたマナはその場で立ち止まった。


ジェジュンはマナの正面に立ち、グッと拳を握る





「俺……ユノが好きなんだ。男同士でおかしいとか、本当はマナちゃん思ってるかもしれないけど、本当にユノのことが好きなんだ…。
だから、ユノが大切にしてる家族や…マナちゃんにちゃんと分かってほしいんだ!
時間がかかっても良い。マナちゃんとも仲良くなりたいと思ってる……」



辺りがシーンと静まり返っている。

ジェジュンの鼓動の音がやけに大きく聞こえる。



緊張と恐怖で俯いていたジェジュンは、チラっとマナの顔を見た。

そこで、マナと目が合うと、マナは焦って目を逸らし、腕組みをしながら


「ふんっ!!な、何言ってるの!!
高校生の男が、そんな恥ずかしいこと年頃の女に向かって言わないでよね汗
べ、別にお兄ちゃんが男と仲良くしようが、私には関係ないんだから!!
ちょっとからかっただけよ!!
もう、好きにすれば良いでしょっ!!


そう言って、走って自室に入るマナ。




ユノはケラケラ笑ってジェジュンの頭を撫でた。


「良かったなニコニコ
マナが俺達の仲を認めてくれたぞ」


「えぇ~っ汗今の、認めたって言うのかな汗


「大丈夫だ。ちゃんとジェジュンの気持ちは伝わってるよ」



ユノは嬉しそうにジェジュンを抱きしめた。

イマイチ認められた実感はないが、一先ず一件落着ってことで……




<続く>