アンティグア3日目。
この日は2泊したアンティグアからフローレスと言った町へ移動する日。
アンティグアからフローレスまでの直通バスは無いので、グアテマラシティで1回乗り換えが必要になります。
その為、僕はアンティグアのチキンバス乗り場へ向かった。
そしたら、その途中
「ドンデ?????レインボーカフィ?」
身長190㎝程の巨人男性に声をかけられた。
でも、そんな高身長よりもビックリした事は、レインボー色のハットをかぶっていた事。
嘘の様に聞こえるかもしれませんが本当です。
「ドンデ?????レインボーカフィ?」
レインボーから発せられる「レインボーカフィ?」と言った疑問文系の言葉。
2回目だ。
スペイン語を話せるのに何故僕に聞くのか、不思議で仕方なかった。
逃げようがない。
ドンデと言うのは、スペイン語で「~どこ?」と言った意味で、英語だと「Where~?」みたいな物です。多分、、
もちろん、全部理解する事は不可能だったのですけれども、おそらくこのレインボーは「レインボーカフェはどこですか?」と僕に聞いているに違いない。
僕はいつもの必殺技、
「アイドントノー。アイムソーリー!」
を使用せず、一応携帯のマップを開いてレインボーカフェを検索する。
レインボーのスペルが分からなかったのだが、rainまで打った所でレインボーカフェが出てきた。
(だが、今はバックパックもサブバッグも背負っている。重たいし、疲れたし、何より眠い。レインボーカフェまで遠かったら知らんぷり。)
と言った作戦を瞬時に立て、レインボーカフェまでの距離を見た所、約300メートル…
(…遠いな、、知らんぷりだ。)
僕は、レインボーをレインボーカフェまで案内する事にした。
「アーユーフローム?」
僕の後方からレインボーの低い声。
今度は英語だった。
「ジャパン!ユーアー?」
と僕はテンプレ英語で対処。
「キャナーダ!」
この時、カナダ出身のレインボーだと言う事が判明した。
続けて、
「トーキョー?オーサカ?ナゴヤ?」
と、レインボーもテンプレを使ってきた。
「埼玉」と一言。
「サイタマ……アイドンノー。」
(でしょうね。)
5分程一緒にレインボーと歩き、レインボーカフェのワンブロック手前の交差点に差し掛かる。
その交差点の真ん中で、レインボーは言った。
「アイムオッケー!アイノー、アイノー!」
あれ?
あと50メートルくらい先だけど、、
「オッケー?オッケー?」
僕がオッケー?を連呼すると、
「オッケー!センキューベリーマッチ!」
とレインボー。
もう道案内しなくても良いのかな?
まあ、レインボーは「知ってる」って言ってるし。
そんな事を思いながら、レインボーとはレインボーカフェのワンブロック手前の交差点で握手をして別れた。
レインボーの手の大きさに脅威を感じたが、「グッドラック!」
と言って、レインボーのこれからの幸運を祈った。
レインボーと別れた僕は、チキンバス乗り場へ向かう為、交差点を左折。
レインボーは、約50メートル先のレインボーカフェへ直進。
左折してから10歩程歩いた所で、
(レインボー、本当に大丈夫かな?)
と心配になった僕は確認の為、後ろを振り返ってみた。
すると、
レインボーカフェとは真逆の方向、先程僕と一緒に歩いて来た道を、見事に引き返しているレインボー色のハットをかぶった巨人の姿を、僕の目が捉えた。
グアテマラシティは、昼間でも歩くのが危ないと言われているくらい治安が悪いとの事。
しかし、最初からグアテマラシティに滞在する気の無い僕は、チキンバスから降りると早々にバスステーションへ行き、フローレスまでのバスチケットを確保。
出発は、夜中の20時00分。
この時の時刻は13時。
あと7時間もある。
とりあえず出発の20時まで時間を潰す作戦で、近くのマックへ。
普段マックなんて高級レストランは行かないのですが、グアテマラに来てからと言う物4回も訪れてしまった。
38ケツァール(約535円)
フリーWi-Fiを繋ぎ、何かに取り憑かれたかの様にネットをする事5時間。
僕は、暗くなる前にバスステーションへ向かった。
で、20時。
定刻通りにバスはフローレスを目指した。
バスの窓越しからですが、グアテマラシティの夜は、どこか嫌な雰囲気が漂っていて怖かった。
アンティグアからグアテマラシティ。
チキンバス、10ケツァール(約140円)
今更ですが、グアテマラのチキンバスに乗る際は【チキンバス強盗】なる物に気をつけてください。
乗客に紛れて拳銃を持った強盗が乗り込んでくるそうです。
チキンバス強盗に遭遇する確率も低くないとか。
初代ポケモンのサファリゾーンで言ったら、ストライク的な確率かもしれません。
ほぼドードーとニドランしか出てこなかった僕は、運良く大丈夫でしたけど。
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