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ミトコンドリアの遺伝子は母性遺伝って知ってましたか❓
子どもたちにはママ👩からのミトコンドリアしか受け継がれないのです💡
ミトコンドリアは真核細胞内に存在し細胞呼吸を行なって、ATP(アデノシン三リン酸)という生命の根源ともいえるエネルギーを産生する細胞小器官ですが、このミトコンドリアには本来の細胞の核の中にある核ゲノムとは別に独自のDNA(ミトコンドリアゲノム)が存在しています。細胞が増殖すれば、このミトコンドリアゲノムも同じように増殖するのです。
ミトコンドリアの活動が停止したら、生命も活動を停止します。それほど大切な小器官であり、エネルギー産生という重要な役割を担っています。
さて、このミトコンドリアですが、ヒトの卵と精子が受精する(減数分裂した卵と精子が合わさって1つになるわけですが)際、それぞれ卵と精子が持っているミトコンドリア(ゲノム)のうち、精子のミトコンドリアは、卵の中で排除されて無くなってしまうのです。どうやって消失するかというメカニズムについては、諸説があるものの今ではオートファジー(自食作用)が関与する可能性があることが分かってきています。
どういうことかと言うと、パパ👨がいくら優秀なミトコンドリアを持っていて、パワフル&エネルギッシュに活動していても、子供たちには全く受け継がれることはなく、娘でも息子でもママ👩のミトコンドリアしか遺伝しないのです‼️パパもしくはパパになるべき男子がすべきことは、元気な精子を維持するための生活習慣の改善と、しっかり働いて彼女や奥さまをサポートすること、そして優しくしてあげることですね♡
ここであらためて思うこと💡生物はなぜこうまでしてミトコンドリアゲノムを母性(片親)だけに遺伝させようとするのでしょう❓そしてそもそもなぜミトコンドリアはすべてのゲノムを核に渡してしまわなかったのでしょう❓という疑問が生まれてきます。その答えは明確にはされていませんが、それはとても意味のあることだと思います。
このような母性遺伝は、ミトコンドリアが原始の細胞に入り込んでから共生関係を築く間の進化の過程で、避けられない仕組みとして獲得され、その後進化した生きものの間で広く受け継がれていることですが、その真意についても未だよく分かっていません❗️
自然分娩で産道を通って生まれてくる赤ちゃんも、つい最近までは無菌と言われていた子宮内で母親のはじめての菌をもらい、生まれる際にあえて母親の腸内細菌に暴露される。そして生まれてすぐに母親の母乳をのみ、そこからも母の菌を獲得します。残念ながらそこに父親の菌の出番はほとんどないでしょう(笑)
ミトコンドリアの母性遺伝も母親の腸内細菌を獲得することも全て意味のあることなんです💡
女性は、男性とは比べものにならないほど神秘的で偉大な存在です‼️
だから、だからこそ、世の女性たちには普段から自分のカラダのこと、健康のこと、食を中心とした生活習慣にもっと気を配ってもらいたいと常々思っています🙇
特に若い世代の女性たちへ✨✨✨
今からでも遅くありません。優れたミトコンドリアやより良い腸内細菌叢を未来の我が子に継承するために、できることからはじめていきませんか❓一番簡単に変えることができるのは明日からの食べ物だと思いますよ💡もっと自分のカラダを大切にしなきゃ❤️
この世を救うのは、偉大なる女性たち👩や母なる大地👵そして土着菌や腸内細菌を代表とする微生物といっても過言ではないでしょう❤️
完全に脇役である男子代表より
※ 画像はウキペディアより引用