御在所岳hike
先月末から今月頭にかけての四日市出張の時、四日市出張始まってから初めての現地休暇を頂けた。
2017年の11月頃から度々四日市に出張で来るようになり、その頃からずっと見ていた山がある。
山を始めて数年経ち、知識や経験が増えてきた頃、その山の存在やその近辺に暮らす人々に刺激を受けて、いつの日か機会があるなら旅がしたい山、それが鈴鹿セブンマウンテンだった。
出張中、晴れてる日は毎日見るその連峰は、荒々しくも穏やかで、凛としていた。
タイミング良く休暇になったので、入念にチェックしていたが、土壇場になって天気が悪く、連日の忙しさから少し疲れも溜まってたので、無理に予定を立てて、疲れるだけに終わってはと、少し弱気になり、出張前の準備の時には、靴すら持たず、出かけた。
出張も5日目に差し掛かった頃、徐に天気予報を見れば、、、。
晴天。
気持ちが1発KOされ、仕事が終わってホテルに帰ると、すぐさま着替えて南四日市のモデラートまで歩いて行った(笑)
靴さえあれば、なんとか行ける。
そんな衝動だけで動くのもたまには良いだろ。
そんな衝動で買い物したってたまには良いんだと自分に言い聞かせながらショップにつき、すぐさま靴のコーナーに行くと、1人の男性が話しかけてくれた。
ワークラウンの帽子のその男性は、とても丁寧に教えてくれて、結果、アルトラのローンピークを購入。履き慣れたイノにしようかと悩んだけど、初めてを経験するのもありだろうと、それにした。
購入を決めた後は山の話になり、実は明日現地休暇を利用して、電車で行ける藤原岳に行こうと思うんだと話をしたら、それならばもう一つ電車で行ける御在所岳の方がオススメですよ!と。
なぜ?と聞けば、今時期は藤原はヒルがいるし、単調な九十九折の登りは意外と楽しめないと。
せっかく初めてのセブンなら、御在所の中道で登って、裏道で下るのが良いと。
中道は飽きさせないコースと、多彩な岩、キレット、鎖場、はしご場なんかもあるから楽しいし、裏道はこの辺のロッククライミングの聖地、藤内壁を横目に下るのが凄く楽しいと思います。
彼のこの解説に、いや、俺は絶対藤原に登るって人も中々いないだろう(笑)
話を聞いてて、まだ見ぬ世界にワクワクしたし、地元の山を説明するその姿に、鈴鹿の人達の格好良さを感じて、早く登りたくて仕方なかった。
ホテルに戻り、地図をダウンロードしてもう一度イメージしながら飲んで、次の日の為に備えた、、、。嘘、飲みすぎた(笑)
翌朝7:30に起床。
朝イチの。
う〜、、、気持ち悪、、、。
はてっぱんで始まり。
8:30にホテルを出て、9:00の電車で🚃山の麓の湯の山温泉駅を目指す。
湯の山温泉駅に着いたのは9:30
そこからバスに乗ろうと思ったけど、なんだか歩きたいから登山口まで歩く事にした。
途中朝ごはんのサンドイッチをむしゃむしゃ食べながら、気がついたらロードを1時間(笑)
ウォームアップどころか、意外とガチな登りだった。
湯の山の温泉街を通り、ずっと傍には綺麗な川。
旅館の浴衣が干してあったり。
ロードもしっかり楽しめた。
登山口で登山届けを出して出発。
ここからやっと登山道(笑)
ここからのCTは2:30。
登り始めから暑さで汗だく、、、東北の山と違って、平日なのに東北の休日以上に人がいる事にびっくりしながらぐんぐん追い抜く。
あばれ岩を通って現れたこの地蔵岩。
別角度から見ると先日訪れた金峰山の五丈岩のように地蔵みたいな形に見えるんだけど、こっちの角度から見るとなんだこれ??
どうなってこうなったのか、自然のすごさを感じる。
その後も急登。
今度はキレットが現れた。
こちらは下り。慎重に下り、降りてから見上げた姿がこちら
中々の岩場。
その後も岩を鎖握りながらトラバースしたり、素敵なコースでした。
あっと言う間、1:30で登頂。
この奥にある望湖台と言うところから眺めていると、2人のおじさんが登ってきて、やんや話してるから話しかけたら止まらなくなり(笑)
あの山がどうだ、あの山がなんだと話が進んで、実は仙台からと話せば、エンドレスなトークになり、結果1時間近く話してた(笑)
そんな出会いが心地よくて、その2人は先に下山していったんだけど、とりあえず昼食。
おにぎり食べながら、雨乞岳やイブネ、鎌ヶ岳の景色は最高で、次回休暇を貰えたら次は鎌ヶ岳だね!
そして下山開始。
山頂はロープウェイで来れるから、凄く整備されてて、山頂にスキー場もあるから、なんだか登山道とのギャップがあるけど、それがまた楽しくて。
トイレもあるし、ロープウェイやレストランは工事中でやってなかったけど、ぷらっとロープウェイで登るのもまた良い山だなぁーって思いました。
帰りは国見峠から裏道で下山。
途中の藤内壁は凄かった!
何人ものクライマーが、平日にも関わらず登ってる事にびっくり!
ざっと30人近い人が色んな場所で登ってた。
全くやる気にはならない世界だけど、ほんとかっこよかった!
生で見るとなをの事その迫力が違くて感動しました。
そんなこんなしてるとあっと言う間に藤内小屋
やはり下山は早い。
謎のコースどり
ここまできたら後30分くらいで湯の山温泉バス停。
着いたら、、、。
あれ?次のバスまで50分、、、。
帰りも歩くかぁ、、、って事で駆け足でダウンヒル。
湯の山温泉に入ろうと思ってたけど、仲間にラインしてたら良い情報が。
湯の山温泉駅から下った先に、良い温泉があるよと。
もうそこからは温泉、ビール、温泉、ビールと言いながら歩く歩く。
そして到着アクアイグニス!
道の駅の様な場所で、温泉やらパン屋さん、イタリアン、いちごハウスなどなど、色んなのがあってもっとゆっくり来たい場所に認定されました。
とにかく汗だくだったから、すぐさま温泉へドボンっ!
そして安定のこれで締めました。
最の高!!とはこの事で、ビールを注文しようと並んでたら聞き覚えのある声が??
頂上であった2人のおじさんにまたまた会いました(笑)
早すぎだろ!!
歩いて来たのか本当に??!!
なんて言われながら、最後の最後まで楽しんだ山旅でした⛰
湯の山温泉駅までバスで戻り、ホテルに着いたのは17:00。
出張の現地休暇も、しっかり定時でメイクしてやりました!
素敵な人の出会いから始まった山旅は、素敵な人との出会いで終わる山旅でした。
人生も、そんな人生でありたいですね。
長々ブログを書きながら、また御在所岳に登った気分で、楽しいっす!!(笑)
数日後、僕自身の新たな動きを発表させて頂きます。
このブログでの発表か、
どこかで細々と発表しているか、
何か動き出したいなと思ってます。
長年タメテキタ我慢を、今後も我慢しながら、奮起する事を信じて謙虚に前進していきます。
拙いブログですが、今後ともよろしくお願いします!!
でわっ!
金峰山&瑞牆山hike2 2018/5/19〜20
金峰山&瑞牆山hike1の続き。
20:30にシュラフに潜り、すぐに眠りにつく。
その5時間後に目覚めて眠れなくなった。
原因はこの日から初投入したエスケープビビィだった、今までローカスのタイベックのビビィを使っていたんだけど、保温性と軽量化を狙ってエスケープビビィライトに変えてきた。
そしたらローカスのビビィに比べて中の広さが狭かった。
僕はマットにテンサーを使い、キュムラスのキルト450を使っていて、キャンプでもマイナス3度まで普通に眠れてたから、寒くて起きるなんて考えもしなかった。
そしたら、ビビィのなかの行動範囲が狭すぎて、テンサーと自分のスペースでシュラフが十分なロフトを確保できてない事に気がついた。
そりゃ〜自分の熱を保温するスペースが無けりゃ寒いに決まってる。
寝ながら考えた末に、ザックの背もたれや、サッと座りたい時に使ってるカットしたローカスのマットを使う事にした。
仕方ないからテンサーのエアを抜き、背中の下にマットを入れたらあら不思議(笑)
どんどんビビィ内が温まっていくじゃないですか〜🤩って思ってるうちにまた眠っていた。
道具が変わるだけで、こんなにも変わるかと。
今回は出張からのドタバタ登山だっただけに、家で試したりもできなかったのが原因だったなぁ〜。
なんて思いながら4:00には起きて朝食。
朝食はこれまた準備できなかったからドライな奴で。
基本的に山でのテン泊では米を炊く僕にとっては、初の試み(笑)
結果、これからも米を炊く事に決まりました(笑)
6:00頃にまたもやデポって出発。
序盤の写真が全くないので、流れ的には、はじめの川の徒渉まではゆる〜く登って川まで50mくらい下り。
川を渡ったら目の前に桃太郎岩が現れます。
その脇の階段を上がったら本格的な登りに変わり、そこからはガシガシ岩登りの始まりです。
危険な箇所は気をつけてればそんな無く、楽しい岩登りのでした。
岩の上に咲くイワカガミが綺麗だった!
後はシャクナゲが綺麗でしたね〜!
キツめの登りだけど、背後には富士山と、なんと言っても南アルプス白峰三山の景色がたまりませんでした!
IGにも載せたけど、僕の中では本当思い入れのある北岳。
まだ登った事はないけれど、少し山をかじり出した頃に見た映像が北岳でした。
その時のガイドさんがかっこよくて。
映像から伝わる「人」を感じ、こんな人を虜にする北岳を1度拝みたいと毎年計画を立てるんですが、一昨年は怪我、去年はヘルニアと、タイミング悪く行けてない山です。
今年は是非3年越しの北岳にたどり着きたいですねぇ〜!
そんな絶景に背中を押されて、CT2時間を1時間で登ってました(笑)
山頂からは八ヶ岳、中央アルプス、南アルプス、富士山、そして昨日登った金峰山と、絶景でしたね〜⛰
何よりかっこ良かったのは八ヶ岳。
次回のテン泊登山は八ヶ岳に決まりですね〜(笑)
山頂を堪能して富士見平へ。
テント撤収して瑞牆山へお別れ。
駐車場に着いたのは10:30。
後は埼玉経由で仙台まで、道中も余韻で最高な気分でした。
今回の奥秩父2日間は、天気にも恵まれてまたまた自分の中にある山旅ランキング上位にランクインしてくる程の山行でした。
久しぶりに登ったヒロスにも本当感謝。
2人で南アルプスや八ヶ岳を眺めたのは、いい思い出ですね。
爺さんになっても、変わらず馬鹿やって、最高の山行を刻みたいなと思わせてくれる山旅でした。
また暇見て、鈴鹿7、御在所岳hikeもアップしますね〜!
長々読んで頂きありがとうございま〜す!
ではっ!!
金峰山&瑞牆山hike1 2018/5/19〜20
先月の19〜20日訪れた金峰山と瑞牆山。
そして乾杯🍻
奥秩父の山に登るのは初めてだったから、もうワクワクが止まらなかった。
前日ヒロスの家にお邪魔し、安定の飲み。
19日当日は6:00起床、7:00出発。
道中見える山々の知名度の高さに、やはりこっちに住みたくなる理由はこれかと思いながら向かっていた。
登山口の瑞牆山荘に着いたのは9:30。
サラッと準備をしてひとまず富士見平小屋を目指す。
富士見平までは4、50分程の登り、新緑の中に三葉躑躅のピンクが最高に綺麗だった。
富士見平小屋で、テン泊の手続き。
1泊1000円を支払って、とりあえずテント設営。
キャンプは度々してたけど、山でのテン泊はヘルニアに留めを刺してしまった飯豊縦走以来。
本当なら縦走したかったけど、調子にのって体が駄目になっては元も子もないので、今回は富士見平小屋を拠点に金峰山と瑞牆山を登ろうと言う計画。
これでもしっかり考えて登ってるんだけど、あまり伝わらないのが俺の悪いところなのか、日頃のアホさぶりなだけなのかは僕にはわからない(笑)
テントに必要の無い物をデポって出発。
この日は金峰山を目指します。
大日小屋までは割と緩い登り、そして一度景色が開けるのも大日岩のあたりだけだったと記憶している。
そして大日岩からは少しキツめの登り、樹林帯エンドレス。
でも、東北と植生が違うから、それはそれで楽しかったなぁ〜。
久しぶりの登山と出張続きの不摂生で、だいぶやられた登りだったけど、ほぼほぼCTどーりの2:30で千代ノ吹上に着いた時には、あまりの景色に疲れが吹っ飛びましたよね。
頂上まで続く、キレッキレの稜線、奥のポツンと出っ張ってるのがシンボル五丈岩。
今年のホフグリのポスターはジェリーさんがデザインした五丈岩のだったから早く本物が見たくて見たくて(笑)
テンションを抑える事が出来なかった。
後ろに八ヶ岳、明日登る瑞牆山、右に南アルプス、富士山と、絶景を横目に歩く稜線は、本当堪らなかった。
そして五丈岩に到着。
何という構図!
これぞ最の高ですね。
五丈岩まで来れば着いたも同然。
がれた岩を登ると金峰山山頂に到着です。
友達が金峰山小屋に泊まる予定だったから金峰山小屋まで下ったけど、友達には会えず、でも小屋で売られていた奥秩父トレイルのシェラカップをゲットできたから、行って良かったなぁーと。
小屋も抜群の綺麗さで、トイレなんて本当綺麗だったし、次回奥秩父を登る時は、ここに泊まりたいなぁーって思う小屋でした。
そして小屋から見た瑞牆山が、イカツかった。
明日も天気は抜群の良さって解ってるから、帰りはルンルンで富士見平小屋まで下り。
着替えがすんだらお待ちかねのこいつを冷やします。
そして乾杯🍻
最高かよっ!
訳ありで残った昼のおにぎりを🍙ほうばって、対して準備ができなかったから乾き物のつまみと、ヒロスが持ってきた缶詰をつまみに外にデーンっと腰を下ろして、飲みました。
日が落ちると寒くなってきたので、ハピの中にイン。
2人で飲むには良いスペースなハピとは本当思い出だらけです。
寒くなったら僕の作ってる5PARKstoveが本当オススメ、5PARKさせてテント内が数秒で温まったら、0ringをかぶせてとろ火にしちゃえば30mlのアルコールで50分は燃焼してくれるから最高。
なぜ大名かって言えば、このstoveが戦国時代頃にあったのなら、大名の傍でツマミを炙って食べれただろう、そしたら大名に気に入られて、世が世なら出世したんじゃないか??と言う、完全に馬鹿な話から大名炙りとなった訳です(笑)
深く考えずに何事も感じるままに生きるのが大事ですね(笑)
この日もウイスキーを🥃片手に、初の山テン泊デビューのヒロスと語らいました。
僕のうちに秘めている夢の話をここでした事は、僕の中では最高の思い出です。
スケートボードをやっていた頃は、もっと表に夢を語る僕でしたが、最近は放つ言葉の重さを知るだけに、なかなか表には出さなくて、ここで話せた事は大きな一歩だったなと感じています。
いつの日か、僕の心の中にある夢が実現した時、また一緒に飲めたらと思います。
写真の掲載枚数に達したので、瑞牆山編は別で書きます。
20:30には寝床に着いて、ここから数時間後に起きるとは、、、瑞牆山へ続きます。
ではっ!