444 いつもの時間なのに わたしひとり。 その後 すこし経過して NO,2がお見えになった。 今日はトップ不在なのか。 一瞬のうちに鍵を開け わたしも続いて中へ入った。 真っ白でがらんとしている。 机の上には何もない。 何故言葉が出てこないのだろう。 シグナルを感じてみる。 後は任せた。 わたしは鍵を開けに来ただけなのだから。 ここからは あなたの世界。 まるで 謎解き。 浅い眠りから覚めて 時計を見たら 444 そこには 眼差しの残照。