去年の出来事だと思う。

何かの拍子でお手紙を頂き

その方と文通が始まった。

 

手紙の内容は

主に日常の出来事が綴られており

毎回その中に大事なメッセージが含まれている。

 

「神様からの贈り物」

 

同封されていた小さな種を

1週間前に蒔いてみた。

 

土に触れたのはいつぶりだろう?

それこそ種を蒔いたのは

小学生の時、朝顔の観察以来かもしれない。

 

想像していたより

大きなプランターとどっしりと重い土が届き

しばらく躊躇した。

 

気にしながら数日経ち

あまりにもお天気が良かったので

今日ならできる予感が走る。

 

プランターの一番下に鉢底石を敷き

土を入れ始めたら楽しくなってきた。

思ったより大変ではない。

案外好きかも。

 

 

それから1週間。

あの時蒔いた種が小さな芽を出している。

瞬時に目頭がじんわりした。

自分の手で撒いた種が変化している。

 

小さな小さな芽。

 

成長が楽しみでもあり

それと同時に

他の種も蒔いてみたくなった。

 

どの様な種を蒔いてみたい?

 

思いきっていいよ

きっとうまくいくから。

 

 

どこか

生まれ変わった気がした。