これからどんどん陽気になって浮き足だっていくこの時期にやってもらいたい瞑想の一つ、それが
3分間呼吸瞑想です。
私達はいろんなことを思い、感じ、考えて生きています。
そしてそれをちゃんとわかって行動しているように思っていますが、ほぼ無意識で動き、時には流され、溺れ、振り回されて生きています。
なんだか疲れやすい、感情の起伏が激しい、ストレスに弱い、トラブルに巻き込まれやすいという方は特にこの傾向が強く、
ともすれば他人に振り回されていると思いがちです。
が、実は無意識の自分に振り回されているのかも知れません。
そういう方に根気よく続けてもらいたいのが、今日紹介する"呼吸に集中する瞑想"となります。
なんなら「瞑想」と聞くだけで嫌悪感や拒否感が沸く方にこそやってほしい瞑想です。
なんだかんだの拘りにどんどん不自然になっていく自分自身を、自分自身で癒してあげる事ができたら、日々はもう少し明るく軽やかに感じる事ができるかも知れません。
そんな自分は「ただの幸せ者である。」
⚫︎やり方
①楽な体勢になる
②目は閉じていても開けていてもどちらでも良い
③呼吸の動きに意識を向ける
それだけ
3分のタイマーをセットするとよいです。
まずは呼吸に集中するという行為をとっかかりにして、自分の心の動きを観察し、自分を見失っている瞬間がある事に気づく事です。
先程上げたタイプの方はいつの間にかそうなっている事があるので、まずは何が自分に起こっているのか意識下に置く練習が大切になります。
シンプルな呼吸という動きや働きに心を寄せるだけなのですが、
その時に、いろんな事が頭や体や心に起こる事は何もおかしくありません。
むしろそれは普通の事、だからすぐに評価を下さず、判断せず、またそうしたのなら、そうしたなぁという態度で接し続けるだけで、それらは紙芝居のように流れていきます。
特に普段ほったらかしにされている思考は際限なく溢れるものです。
それが何度訪れても、また呼吸に心を向けていくだけ。
頑張っている自分にも、時間の無駄やと思っている自分にも、成果を手に入れたい欲深い自分にも、ちゃんと気付きながら自分を信じてやり続ける事で、忍耐力と洞察力と判断力が身につき、エネルギーの無駄遣いが減ります。
その練習の先にあるのが、今とは違う考え方や感じ方や行動。
そして、無の境地。
無の境地というのは何もないのではなく、
何にも囚われていないという事ですから、廃人のように喜怒哀楽を無くし、つまらない人になる訳ではありません。
例えば自転車を乗れるように練習している時は大変やったはず。
でも簡単に乗れるようになった今となっては楽に遠くに行けるようになった自分だけがあって、喜びがある。
自転車の機能を信じ制御できているから前に進み、周りに気をつけながら目的地に安全に到着できる。
いかがでしょう♪
脳みそが発達している人間ならではのトレーニング。
この訓練が必要な方はたくさんいるのではないかと思います。