さていまだ新型3000形で興奮している今日この頃です。
公式情報の域を出ていないのですが、素人の雑感等を…

なお
箱根登山鉄道公式HP
ニュースリリース

また勝手にリンクを貼っていいものなのかよくわからないので文字だけですが、
「RM編集長敬白」
というRM編集長の名取氏のblogに室内図面などプレス向け資料(?)等、ニュースリリースより詳しい解説もあります。

こちらもご参考に。。。



さて、イチオウ17年ぶりの新型車。ということですが、S3こと2006-2203-2005(氷河急行色)が製造されてから17年ぶり。というだけで、その走り装置は1981年に製造されたベルニナ号とほぼ同じなので、実質は33年ぶりの新型車です!!

以下、ニュースリリースの中で勝手に気になった点をいくつか…

1.『回生ブレーキ』
今まで、膨大な量の熱として箱根の山に撒き散らしていた「ブレーキ力」を、初めて回生ブレーキにて電力として回収するようです。相当の熱エネルギーが捨てられていたと思われるので、ものすごい進歩ですね!!

$Zuckerのブログ-陽炎

ただ、素人が外野から心配する必要もないのですが、回生失効は大丈夫なのでしょうか。。。夜間等の閑散時も有効なのか、西武秩父線のように電力回収装置を新たに設けるとも思えませんし…

2.『ジャンパ栓?電連?』
サンモリッツやベルニナは先頭車同士の連結を考慮していないので、旧型車のようにジャンパ栓を備えていません。

$Zuckerのブログ-ジャンパ栓
※ジャンパ栓のあるあたりがよく見えるよう明るさコントラストを調整しています※

あるいは非常用にどこかにあるのかもしれませんが、サンモリッツのデビュー当時の床下機器配置図(鉄道ファン)には、ジャンパ栓らしきものは見当たりません。

こんなスタイリッシュな新型車にジャンパ栓をぶら下がるのもナンなので、初の電気連結器となるのでしょうか。

サンモリッツの表情も電気連結器が付いて、また少し変わりそうですね

3.『スカート』
かつてサンモリッツもデビュー時はスカートを装備してひきしまった表情でしたが、腐食対策か何かで撤去された過去があります…

4.『色』
箱根登山鉄道の車両の塗装はずいぶんとロマンスカーのコピーが続き、最近はレーティッシェ鉄道の塗装に独特のアレンジを加えた物が主流となっています。

ロングシートなど、とても1等車の椅子ではないのに、黄色帯を幕板部に配するのはいかがなものでしょうか…

それが箱根の自然にマッチした車体デザインになるとのこと。
今までのながれだとサンモリッツやベルニナにも波及すると思われます。

非常に楽しみです。

ちなみに、シートピッチが1000や2000よりちょっぴり狭くなりそうです。。。