今回は『ハズブロWWFプロレスフィギュアを改造して、懐かしの新日本プロレスのプロレスラーを作ってみよう』のコーナーです。
・・・いや 『懐かしのフリーのプロレスラーを作ってみよう』になるのかな?(笑)
今回は、2段階の御話になります。
前回の『エンリケ・ベラ』を作ってみよう ハズブロWWFプロレスフィギュア改で、改造用の素体にマテル社製・ハズブロ社製風フィギュアのビル・ゴールドバーグを使いましたが
・・・似てないですね(笑)
というより
ビル・ゴールドバーグがWCW世界ヘビー級王者時代に、ライバル団体のWWFが『最強の男』のビル・ゴールドバーグをオチョクって登場させた『最弱の男』ギル・バーグみたいですね(マニアックな話題だ)
しかし、よく見ると特徴は捉えている気はするんですよね(笑)
似てない要因を観察してみると、【頭頂部の形】【首の太さ】が大きな要因だと思います。
改造用の素体としてビル・ゴールドバーグの在庫が有ったので、試しにその部分を改造してみました。
完成
超人類
ビル・ゴールドバーグ
結構、似てきましたね。(笑)
並べてみると、違いが分かりやすくなります。
頭頂部の形はともかくとして、僧帽筋が小さいのは頭を可動させるために仕方ないのだと思いますが
ビル・ゴールドバーグなら最低でも、このレベルの筋肉は欲しいですね。
ビル・ゴールドバーグのフィギュアは、以前ハズブロWWFプロレスフィギュアを改造して作っていますが
貴重な”ザ・モデル”リック・マーテルタイプのハズブロWWFプロレスフィギュアを使っているので、今回のビル・ゴールドバーグのフィギュアを生かして”ザ・モデル”リック・マーテル改は改造用の素体に回すことにしました。
そして、”ザ・モデル”リック・マーテル改のビル・ゴールドバーグを再改造して作るのは
ザ・タイガー選手です。
佐山聡様のフィギュアは過去3体作りましたが、今度”ザ・モデル”リック・マーテルタイプのハズブロWWFプロレスフィギュアを入手したらザ・タイガー選手を作ると決めていました。
早速、再改造しますがエポキシパテで盛った筋肉を削り取るのがメインの改造でした。
再改造途中の写真ですが、これは!
メキシコ修行中のサトル・サヤマ選手もしくはイギリス時代のサミー・リー選手ではないですか!!(笑)
グローブを付けているので、マーク・コステロ選手との格闘技大戦争でのシングルマッチのイメージでもあります。(笑)
完成
ザ・タイガー
佐山サトル
タイガーマスク時代のブルーのコスチュームと赤のパンタロンスタイルの、良いとこどりのようなコスチュームです。
佐山聡氏はタイガーマスクを捨て新日本プロレスを去った後、タイガージムを設立。
新日本プロレス時代の付き人だった山崎一夫氏をインストラクターとして迎え、新たな格闘技の確立を目指すことになりました。
佐山聡氏のフィギュア作成も、4体目になりました。
そして、キャラプロのザ・タイガー選手のマスクをお借りして
完成
シューティング・マスター
ザ・タイガー
ザ・タイガーは、タイガーマスクの大ファンだった私がタイガーマスクロスの真っただ中だった時に現れた希望の星でした。
シンプルなネーミングでしたが【フライング・タイガー】よりは、しっくりくる気がしました。
タイガーマスクと新日本プロレスをやめた直後に、当時の大人気番組だった萩本欽一さんのバラエティー番組に出演され
萩本欽一さんの要望に応えて、あっさりとマスクを脱いだ時は衝撃が走りました。
番組のトークで
「今後は、ニューヨークでプロレスをする。」
「(ザ・タイガーの)マスクに、仕掛けを組み込む。」
と、言われていましたが
あれはどういう事だったのか、いまだにわかりません。
その後
1984年7月23・24日に開催されたUWFの興行の【UWF無限大記念日】に山崎一夫選手とタイガージム所属選手として参加しましたが、寺西勇戦から約一年振りの実践でした。
この興行が、今では世界中のプロレスラーに使われているシューティング・シューズ(レガース)が初めてプロレスの試合に使われた記念すべき興行と言えます。
因みに、初日の第一試合に山崎一夫選手が登場していましたので
対戦相手のガジョ・タパド選手が、公式なプロレスの試合で初めてシューティング・シューズで蹴られたプロレスラーということになります。
どんな選手だったか、全く記憶に有りませんが(笑)
ザ・タイガー選手の初日のカードは
藤原喜明&前田日明 VS ザ・タイガー&高田伸彦
この日のメインイベントの、無制限一本勝負でしたが
カール・ゴッチ門下同士の戦いで、今後のUWFの原型とも言える試合でした。
2日目の試合は
マッハ隼人 VS ザ・タイガー
新日本プロレス出身と国際プロレス出身のジュニアヘビー級同士の、マスクマン対決でした。
この試合でザ・タイガー選手は、決め技にタイガー・スーップレックスを持ってきました。
UWFのリングでも、プロレス技で決めてしまうところが佐山聡選手のプロレスセンスの凄いところです。
UWF無限大記念日に参加した、日本人選手達
タイガージム所属・藤原教室出身・国際プロレスの残党
よく言えば、バラエティーに富んだメンバー
悪く言えば、統一感の無い選手達
この興行に参加した日本人選手たちが、それぞで新団体を立ち上げ(又は、立ち上げに参加)
リングス・UWFインターナショナル・プロフェッショナルレスリング藤原組・リアルジャパンプロレス・パイオニア戦志・プロレスリングノア等々
数々のプロレス団体に進化して行ったことを考えると、【バラエティーに富んだメンバー】が正解のようですね。
佐山聡様のプロレスの歴史を、ここまで再現てきました。
こうなると、最終形態も欲しくなってしまいます。(笑)