写経 般若心経の意味と教え | 字の先生になるには?ペン習字の先生になる講座/美文字の先生 /山田ひろ子/埼玉県さいたま市 硬筆ペン習字・硬筆検定受験対策

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美文字研究家 山田ひろ子 埼玉で硬筆ペン習字の教室17年目。本・雑誌・TVでも紹介した美文字のコツを分かりやすく伝えています。字がキレイになりたい人や先生になりたい人の前向きな一歩を応援!硬筆検定受験対策も可能です。

先日、いつもより念入りに家の掃除をしてから久しぶりに筆ペン(中字)で写経を書きました!



ちょっと読んだだけでは理解ができない般若心経の意。全文意訳を読んでもその教えについて実はよく分からなかったし、ピンときていなかった。でも何故か惹かれ、時折書きたくなる写経。久しぶり書きたくなり、それを機に11年ほど前に買った般若心経の練習帳の本を開いた。説明について以前も少しは読んでいたけれど、内容が難しく、中身をしっかり把握していなかったので、今回一通りざっくりだけど目を通してみた。読んでみると、今だからこそ分かる共感できる教えや文章が目にとまり、とっても良い本だった。「なるほどな、分かりやすく表現してあるな」と思うところを抜粋し、備忘録のためメモをとらせてもらいました。一部個人的な解釈で書き換えていますが私以外の人にも読んでもらいたい気持ちになったのでシェアします。わたしのように般若心経の内容が気になった方はぜひ!


主婦の友社

鉛筆と毛筆で書き込める

「般若心経」練習帳

(平成19年3月発行)


この本の中から、

心に響いた文章を備忘録として抜粋

(一部個人的な解釈で書き換えています。)


【般若心経の意、教え】


私の眼ありがとう

わたしの耳、鼻、舌、身体、心ありがとう

それら六根があるからこそ

さまざまな感覚、経験を積むことができている。私自身が宝の蔵


過ぎたことに執着せず

これから来るときに心を縛られることなく

今を大切に生きる


感情をおさえるのではなく

悲しければひたすら悲しむ

泣きたければひたすら泣く

その感情にまみれることで

本来の澄みきった鏡のような心に戻すことができる


悲しい気持ちをおさえて平静を装うのは、ありのままでありません。気持ちを抑えることに執着しているのです。肩肘をはる必要はなく、自我を捨て、あるがままに、ときの流れに身を委ねて、素直に生きればいいのです。



苦行だけでは道が得られない。未練や執着を捨て、自分の過ちを正し、自分のするべきことを地道におこなうことで目的が達成できる。


鏡に映ったものは通り過ぎれば像を残しません。同じように心の鏡に思念を残さず、まっさらな状態にもどす。これこそが無我


自我や執着から自ら解放することの必要性を説いている


こうあるべき、こうしたい、と思う気持ちが執着を生み、不満に発展します。執着した心は硬くなり、柔軟性を失い、自由に変えることができなくなり、人の手を受け入れることもできません。


「空(くう)である」ということは、ありのままをありのままに受け止めることであり、何にも執着しないことなのです。思い込みや執着を捨て、変わりゆくときや物事を、ありのまま、そのままに受け入れる柔軟な心があれば、苦を感じることはなくなるのです。



人に生きる喜びや楽しみを与え

決まりを守り

誘惑に耐え

前向きに努力を続け

一心にものごとに打ち込み

学び開拓する



人生は、そもそも苦そのものである

その苦悩を滅するための智慧をまとめたのが

般若心経


苦しみの原因を

外側ではなく自分の内面に見い出し、

本来の自分を取り戻すことができれば

苦を滅することができ

安定した心を得ることができるという

ブッダの教え


その心を安定してもち続けるための教えが、


かたよらない心

こだわらない心

とらわれない心

ひろくひろく

もっとひろく


一番大切なのは、この心。


ぎゃーてーぎゃーてー

はーらーぎゃーてー

取り除け、取り除け

執着の過ちを取り除け


人間は生まれながらにして

慈悲に満ちた菩薩の心をもっています。


本来もっている清浄心が自分の内側にあることに気づき、

その心を安定してもち続けるための教えが

般若心経に書かれています。


般若心経はネパールのブッタ(釈迦)が説いた教えを、中国の玄奘三蔵法師(げんじょうさんぞうほうし)が訳した276文字のお経


とらわれない広い心を感じながら写経をおこなうことが大切


写経とは本来ほとけの教えを自分の心に写し、仏と一つになることを願うもので、自分というものはあらわれてこないはずですから、上手い下手もありません。ただまっすぐに文字を写すことに没頭します。


主婦の友社

鉛筆と毛筆で書き込める

「般若心経」練習帳

(平成19年3月発行)

http://www.st-infos.co.jp/books/detail/id=4365


この本の中から

心に響いた文章を備忘録として抜粋

(一部個人的な解釈で書き換えています。)