先日受けた個人セッションの内容を記事にしてみたいと思います
構成がなかなかまとまらず・・・
ロングでごめんなさい


会場に入った、灰谷先生、ゆき先生はまず裸足になりました。
(あ。灰谷先生はもともと裸足だったや)
それからキャリーケースから7つ道具を取り出して、スタンバイ

その後、お水をチビチビのんで、ゆき先生は軽くPACEをやっていました。

手元にあるアイテムを使ってまず海斗の緊張をほぐしながら、観察です。

私の準備した模造紙を床に広げ、お手玉で4隅に重しをする灰谷先生。


(Wドゥードゥル(両手お絵かき)するの?だったら会議机と椅子をだしてこようかな?)


と、先生の動きを読みながら、ママはサポートしようとしていました

床に広げた模造紙をみた海斗くん。
なんとその上を跳びこそうと、幅跳びのようなジャンプし始めました・・・

「飛ぶんかい!」

思わず突っ込むママ。
ニヤける灰谷先生。


本来の使い方じゃないモノの使い方こそ、新しい動きが生み出される
生み出された動きは、その子本人が必要としている動き


ということを、これまでの経験で知っているからでしょう

(面白くなってきた)

灰谷先生の表情から心の声が聞こえるようです。

しばらく模造紙の上で幅跳び、ケンケン、障害物(お手玉)をよけるスラロームケンケン、反対足のケンケン(失敗)・・・など
海斗のペースで海斗のしたい動きに、歓声を上げる大人4人(先生二人とパパママ)

皆が注目してくれ、褒めてくれ・・・凄く照れくさくも嬉しい表情を見せながら「ママも」とジャンプに誘ってくれました。

私はただ単に海斗と遊んでいただけでしたが、その間にも先生二人は、合間合間に原始反射の確認をされていて、一息ついいたときに、海斗に色濃く残存している大きな3つを説明してくれました


①バビンスキー反射
②バブキン反射
③恐怖麻痺反射


です。細かくあげるとまだまだたくさんあるのですが、一度には無理なので、まずはこの3つを改善目標にしました。
①②は脳幹から指令のでる手足の原始反射
③はまた別の部分から指令のでる反射です
③は、前回出席した1DAYセミナーで詳しく受講した内容だったので、今回は、①②について中心的にアプローチすることにしました。


先生方が知っている統合に有効なマッサージなどのアプローチは、今回海斗にその時期がきていなかった為、受けられませんでしたが、それに変わるワザを海斗が編み出しました。

名付けて「海斗ウォーク」

内容は、お手玉に裸足で乗って移動(歩く)するだけ・・・

「お粗末~~~」

とお思いになるかもしれませんが、続けていく動きはシンプルに限ります。
しかもこれ、灰谷先生を始め、皆が納得の海斗に必要な動きだったのです。
(ブレインジムで言うところのカーフポンプにあたります。ストレスで固まったふくらはぎの筋肉をほぐします)


最初はうまく進めなかった海斗ウォークでしたが、続けていくうちに反射の残る足指が刺激され、お手玉をグゥっと握れるようになってきました。
海斗の足指が長くなったような錯覚さえあります。
思うように前進が出来るようになった海斗は、その状態で鬼ごっこや、繋がり電車ごっこ、陣取りじゃんけんなどを堪能。
こんどは指先と、かかと部分にお手玉を踏み前進を試みますが、これは海斗の足の大きさにあっておらず、断念。(足の大きい大人は、このお手玉2コバージョンが一番効果大でした)
そして思いつき、海斗ウォークでバックをはじめました。


これがまた、いい!!


足指にさらに神経が通う感じです。
その動きでしこたま遊んだあと、脳が水を欲したようです。
ペットボトルの水をぐびぐび飲みながら、海斗ウォークバックバージョンをやっていました(笑)


子供は遊びの天才!
自分の欲する動きを、自分でしっている!
大人があれこれ導くのではなく、子供主体で本気で遊んでればいい


サポートする側のポジションが、具体的に掴めました
今回学んだ大事な事です。


ちなみに、やった動きだけ簡潔に記すと
○模造紙の上で、幅跳びや、ケンケンなどのジャンプ
○クレヨンを使って両手お絵かき
○お手玉の両手間移動
 (最初はお手玉1個を左右の手へ交互に移動、次にお手玉2個に増やし、  両手一度に投げ、体の前でクロスさせ、反対のてで受け取る)
○模造紙を挟んでお手玉を投げ合い、キャッチする
 (その際、飛んでくるお手玉にじぶんの手玉を投げあてるという遊びも考  案し、拍手喝さい)
○お手玉の上に立ち、足の指で握るようにして歩く
 (バックや、お手玉2コ使いなど、バリエーションあり)
○A4コピー用紙をくしゃくしゃと手で丸め、洋服の中にいれて遊ぶ
○それらを雪合戦のように投げ合う
○その丸めた紙を広げ、びりびりとちぎる
○海斗の手のひらに指導者の親指を置き、グーパー握らせる
○綱引き

・・・・と、まあこんな感じです。
羅列すると味気ないな~

え?そんな動きが効果あるの?
と思われるかもしれませんが、海斗ウォークで実際私の足指くんたちは、かなり生き生きと活動しています。
靴下はいて、動きを制限させるのが可哀相になるくらい(笑)
本当に足の指が長くなった感じです。
(残念ながら足の長さはかわりませんでした(笑))
そして、そんなに生き生きとしている足指くんがとても愛おしいんです。
(私にも自覚する原始反射の残存があり、体の一部がいとおしい…この感情を持てた事自体が、私の原始反射の統合が進んだ証しだと感じます)
脳が足指の一本一本をきちんと認識しているからこそ、足指は生き生きうごけるのです。
思うように動かせず、足指じゃんけんが出来ない方もいると思いますが(私もそうでした)それというのは、自分の体でありながら、脳はそうと認識していないということです。


海斗もきっとそうだったんでしょう。
だから、やけに体を触り、確認したがる
反対に自分の体・・・と意識が行かずに動きがぎこちなくなる・・・
色んなひずみが生まれてきます


海斗ウォークを堪能した海斗くん。
苦手だった効き足じゃない足でもケンケンができるようになりました。
本当に一回もできなかったんですよ!
海斗の中で凄い変化が起きていました。
手や足はケンケンのような直接的な動きの改善だけでなく、言語につながります。
言葉が繋がるようになったし、呼吸も深く、お腹から張りのある声が出ていました。
目がきらきら表情が生き生きしています。


セッション後、海斗のリクエストでお寿司屋さんへいきました。
そこでも(よくお話がでてくるな~)という印象で、パパと海斗の話を聞いていました。
そして海斗くん。
食事前に、右足がつりました!!!
初体験~(笑)
楽しく筋肉も沢山つかったし、あんなにぐびぐび飲んでいたのに、脳の疲労に対して、水分がたりていなかったようです。

恐るべし海斗ウォーク!!!

お手玉2個使いバージョンでは、あの灰谷先生に
「脳、めっちゃ使ってるで~パニックになる~いかん!水!水!!」
と言わせただけはあります(笑)


さすが~海斗。やっぱり天才なんだね~

地道に続けていって、効果の程をまたレポートします。
次回は、直接アプローチ、受け入れてほし~な~



※2012年7月のmixi記事の転載です