今日は、月に3回ある塾の日でした。
ピグマリオンという塾に6月から二人ともお世話になっています。
海斗は5月までは別の塾に4年間通っていましたが、なんだか導かれるように今の塾に方向転換しました。


まさに「時がきた」


・・・のだと思いました。
この腰の重い私が、パパパ~っと自分でも驚くくらいの速さ、潔さで方向転換。
3月末にブレインジムを経験して、我流でも続けていき、こういう「縁」を感じ、掴む力が強くなった気きがします。
縁に感謝する気持ちといった方がしっくりくるかな?
どちらにせよ、良い方向に向かっているという確信がママにあります。
(ブレインジムを続けていると、自分の内側の声や感情に気付く事が多くなったと実感します。)


この2ケ月をみても、海斗君。指先の進歩が著しいです。
今日は塾の先生にも
「あ。指先、上手になりましたね」
と褒めていただきました。
定形発達の子に比べるとまだまだなのですが、過去の本人に比べると別人です。
2ケ月前は、ハサミもあまり握れない、線にそって切るをきちんと理解しているかどうかも怪しい・・・というレベルでした
けどこの2ケ月。特にハサミの練習をしていたかというと、そうでもなく・・・
今日は塾で、厚紙なんか切っていましたが、その姿にママがビックリしたくらいです(笑)
まだ線にそってきちんと切るは難しく、線をはみ出たり入りすぎたり・・・先生やママのヘルプをもらいつつも工作で竹トンボならぬ「紙トンボ」を制作。
嬉しそうにてをこすり合わせて、飛ばそうと試みていました。
(ボンドのくっつき方がゆるく、プロペラ部分だけ飛んでいってしまうというコント仕様に終わりましたが・・・)

ハサミといえば、海斗君。
切るときにハサミを持つ手首が内側に90度曲がってしまう事に気づきました。
どうも緊張すると、そうなるようです。


プールの飛び込み順番待ちの時も、手首が内側に90度。
ハサミの時も90度。


見事に共通!!
これは、ブレインジムでいう「原始反射」に大きく関係があるニオイがプンプンです(笑)
ちょっと追及してみよう・・・



ハサミを持つ手は、腕と一直線に。


「そうしないと腱鞘炎になりますよ~」
ピグマリオンの先生からのアドバイスでした。


今日も4種類の重なり合う図形の問題がでました。
以前よりは、抵抗の少ないママ。
(図形の苦手なママ。以前、問題を覗き見て、自分の思考回路の扉がパタっと閉じる音を聞いてしまいました)
回数を重ねると、苦手回路もちょっと扉を開けてくれるようです。


やはり経験なんだ


と、痛感。
でもこの「経験」
成功経験は扉を開けてくれますが、失敗経験は扉に頑丈な鍵をかけます。
そこのさじ加減が、家庭では難しい。
期待や焦りゆえに、失敗経験に導きやすいのです・・・

(あれっ?でもママが今回抵抗が少なくなってるって事は・・・他人の成功体験を見ているだけでも効果ある??これは・・・検証しなくては!!)


塾に通いながら、なんとか先生のスキルを盗もうと毎回頑張ってメモしています。
ほかのお母様方は片手にスマホで、お茶やコーヒー飲みながら優雅に見守っているだけなのに~(レッスン中も親も子も飲み物自由摂取)
そんな余裕なし!一人浮いています(汗)
でも気付いた事はレポートして皆さんにシェアしますね。


過去5回のレッスン経験で気付いた事
○感情に流されない(きつくたしなめた後もさらっと対応、奇声をあげても流してそれにこだわらない。私ならそれにムッとしてしまう修業の足りないママ・・・)

○「分からない」を言わせない(「分かりません」といった時点で考えることをやめてしまう。「分からない」は言わないよ~と注意する)

○問題をやり終えたらとにかく褒める。でも大げさじゃない(笑)(あ。できたじゃない~。そうだよ~。すばらしい。また一人でやってごらん~)

○正解への導き方が上手(たとえば形あわせパズル。悩んでいたらさりげなく正解の形を目線の近いところへ持っていったり、目線をそこに誘導させたりする。一度形が「見えてくる」経験をさせて、次回からは一人でやらせる)

○正解への導き方が上手2(間違い探しなどで、正解箇所に目線が落ていた時など、しるしや声にだして答えを示していなくても「そう。そこよ正解。」と言ってしまう。これには子供の後ろから見ていてビックリ!「今は子供の視線で正解箇所を示していると分かったんですか?」の私の質問に「そう。もう目が正解に落ちていたから、そんなときは正解と言ってあげてかまいません。どんどん回数を重ねて自信を持たせます」だそうです。)

○正解への導き方が上手3(行き詰まっていたら、問題の隅々まで視線がいくように誘導してあげる。「ん~?ここからここまで問題あるよ~よく見てごらん~。そうここ(端)までよく見るのよ~」海斗はまだ幼児コースの問題をやっています。プリントの作り方が絶妙で、視線が隅々まで動かせるような作り方になっています。その問題が解けるかどうかは、視線の動かし方にヒントがあります。目の集束、発達の課題です。

○一緒に楽しく遊ぶ(ピグマリオンの教具は結構面白い(笑)先生もママも一緒になって教室で遊びます。今日は漢字カードでババ抜きをしました。楽しい経験をするから家庭でも楽しく教具を触ってくれる)

まだまだありますが、とにかく先生は凄いスキルです。
参考になる方がいて下さって本当にありがたい!

そして、このピグマリオンとブレインジムの理念のようなモノが、根本で繋がっている感覚をママは持っています。
だから、私がしっかり受け入れやすいし、毎回、納得の答えを発見して、ワクワクしています♪


でもやはり凄いのは海斗やすみれの頑張り、吸収力!!


ハンデのある子供にはなるべくストレスをかけずに…


これは間違いだと、私の経験では断言できます。
知的障害児だって、いろんなコトができるし、やってみたくなります。
何も反応が見えなかったりするのは、どう動いたら、考えたらいいか、分からないだけ、表現方法を知らないだけ。
だから、その考えた方、やり方を教えてあげるのです。


おかげ様で二人とも、出来る事がどんどん増えています^^
また、そのスキルを使いながら、遊んでいる(=学んでいる)子供たちは、楽しそうにキラキラ、生き生きしています



このご縁と子供たちの頑張りに感謝して・・・
今日はゆっくりPACEをやって眠りま~す


ブレインジム。興味の出た方は、灰谷先生のブレインジムのHPをご覧ください。
私の大好きなブレインジムインストラクターです(*^_^*)

http://www.brain-gym.jp/



※2012年7月のmixi記事の転載です