凄い。
読後感は全然良くない。
良くないけど、凄い。
・村上春樹『カンガルー日和』←再読
初期の春樹は素敵に可笑しいw
・飛香井千砂『海を見に行こう』
海辺の街。
ちょっとしたリンクがお楽しみな連作集。
連作?
短編集だな。
物語自体は単独で読めるもの。
ただ通して読むと、不連続の連続性みたいに繋がりを勝手に感じてしまう。
表題作「海を見に行こう」と「海風」が特に快かった。
・平安寿子『恋愛嫌い』
秀逸。
好き嫌いは分かれるだろうなー
でも、私はめっちゃ笑いながら読んだ。
ラストも、驚いたけど、このお話なら有りだなーと。
むしろ、一番リアルに感じた章だったかも。
・赤川次郎『肌色のポートレート』
爽香シリーズ 27弾
41歳ですよ。
今年もまた殺人事件。
ホント、大変な人生だわ。笑
・西田征史『小野寺の弟・小野寺の姉』←文庫化再読
お互い、
自分の見たものとか、
感じたこととか、
思ったこととか、
しか語ってないのに、
弟の語る姉の物語。
姉の語る弟の物語。
いなさそうで、案外いるんじゃない?と思える姉弟。
姉弟とも、方向性は違うけど、とっても丁寧に生活してる姿が好いなーと。
映画、どーなってんのか~
なんか、恋愛色強そうな感じが、ちょっと不安。
でも、試写評は好評なんで、期待してます。
・小路幸也『ビタースイートワルツ』
大くんシリーズ 第三弾
これ、読みたかったのー
んー。
期待が高すぎたか・・・
でも、小路さんの作品は最初なんだかなーと思ってても、二度目三度目、忘れた頃に読んだらめちゃめちゃ好かったりするからなー
次に期待しよう。
今回はイマイチ。
残念。
・坂木司『ホリデーイン』
こちらは、大和と進の第三弾。
二人を取り巻く人達に焦点をあてた短編集。
ジャスミンさんが好いねー。
雪哉さんは自分語りになったら、案の定嫌なヤツだったよ。笑
私は、坂木さん、長編の方が好きかもな。
・加藤千恵『あとは泣くだけ』
これは、なんて言うか、後味が痛い。
流石歌人です。
余韻の残し方が半端ない。
描かれてる物語の後日が気になって気になって仕方ありません。
中途半端とか、描き切れてないとかじゃなくて、描かれている物語はそこに提示されているもので全てと思われるのに、その後を思わずにはいられない感じが凄い。
・小路幸也『早坂家の三姉妹』←再読
もうどんだけ読むの?というくらいの再読率。
なんでこんなに好きなんだろうなー、と思うけど、ホントにこれは好き。
他にも小路さんの作品、好きなのいっぱいあるけど、やっぱりコレが一番。