ざらめうどんあります -2ページ目

ざらめうどんあります

登場する生き物
かまいぃぃ(ヒト)♀ きのこ(ヒト)♀
うどん(ブリディッシュ)♂ ざらめ(ロシアンブルー)♀ 

ざらめさんの血液検査をするべきか。しないべきか。

悩んでたら、うどんの常備薬がなくなったので、迷いながら病院に一緒に連れて行った。

 

なごやかな、うどん君の診察が終了したあと、恐怖のざらめさん登場である。

最初は、こんなに嫌がるんだから別に無理にしなくてもいいですよと言ってたお医者さん。

体重をはかって途端に表情が変わりました。

「去年から1キロ減ってますよ」

 

うどんの体重ばかり気にして、ざらめの体重測ってなかった飼い主です。

ごめんよ~

「心配なので血液検査しましょう」ってことになった。

二重のエリザベスに二人がかりで抑えてもらって採血。

 

もうねぇ

すごい絶叫

聞いてるだけで全身の肉が緊張し、へんな汁が溢れそう。

だけど無事採血終了。

 

帰宅した途端に平然とスタスタ歩く、ざらめさん。

こちら緊張の後遺症で吐きそう。

もう疲れた。

でも、きっとざらめも疲れたろう。

疲れても疲れを見せないんだろうなぁ。




 

前日行ったライブの余韻がふっとんだ、ざらめの絶叫だった。




年に一度の恒例行事、夏の猫洗いも無事完了。




ざらめは今月で11歳になった。

ロシアンの寿命は11から13歳と聞いたことがある。


アニコム損保の腸内フローラ判定をしたところ、ざらめの結果が「少し気になる」だった(うどんは問題なし)。

そんなこと言われたら少し気になると思っていたら、無料で血液検査を受けられるチケットが送られてきた。


うどんなら、迷わず検査受ける。

でも、獣医さん嫌いのざらめさんは、どうしたものか。

寝てばかりいるし、食も細いし、たまに咳き込んでいるけど、基本的に元気なんだよなぁ。

長生きしてほしい。

でも、嫌がることはしたくない。

どうしよう。


いつもの夏がいつまでも続くわけじゃない。

そんな事を考える今年の夏である。

7月15日と16日にライブに行ってきた。

2週間前に行ったのはフジファブリックのワンマン。

今回はフジファブリックが若手2組を迎えての3マンのイベント。

前々から楽しみで、出演アーティストの曲をサブスクで聴いて予習。

あと久しぶりのスタンディングライブ。座席ありや配信で衰えてしまった身体と増えた体重が心配で、1ヶ月ほど前からダイエットもしてた。

 

でもライブに向かう日の心は沈みがちだった。

なんか2週間前にライブに行った時とは違う世界線にいるみたいだよ。

前回は、真夏のように暑くて日傘をさして汗をダラダラ垂らして会場に向かった。

今回は、梅雨が戻ってきたかのような湿った日々。

そして、1週間前にあの事件が起きてしまった。

 

事件の現場は、実家から一番近くにある百貨店に向かう道で、小さな頃から何度も何度も通ったところだ。そして通勤電車が停まる駅の前だ。

直後に娘から「こわいことが起きてるから、一緒に帰ろう」とLINEがきた。そんな距離感の場所だ。

あまりにも身近な場所すぎて、事件の直後からSNSで情報を仕入れずにはいられなかった。

幼稚な表現かもしれないけど、言葉にならない気持ちでいっぱいになってしまった。

こっちからあっちまで、全部悲しい。当事者でも目撃者でもないけど、ひどく落ち込んでしまった。

 

でもライブがあるから体力いるし食欲ないけどご飯食べよう。

でもライブがあるからお酒もそこそこにしよう。

でもライブがあるから明るいことを考えよう。

そんな1週間だった。

 

さて。

整理番号から予想はしてたけど、ライブハウスに入ると2列目中央右寄りをキープ。

ステージが目の前に!!!!!

音が鳴り出すと気持ちも自然に上がっていき最高。

 

1組目Monthly Mu & New Caledonia

いろんなタイプの曲。メロディアスでキャッチーなサビ。勢いのあるバンド。ぐいぐいと前に引っ張る感じ。アウェイの1番手とは思えない盛り上がりだった。フジのギターリフのコピーや影響を受けてる歌詞もリスペクトを感じて良かった。

2組目ego apartment

お客さんの年齢層からすると息子の文化祭?みたいなおぼこい少年3人が奏でる、ビルボードで急上昇中の曲です!みたいなクオリティーの楽曲。ゆるーいMCで客の心を掴むのもすごい。

そしてフジファブリック。

気迫がすごい。ほんとすごい。最初から最後までクライマックス。他のバンドから刺激を受けるってこういうことかぁって思った。

興奮して変な顔になるとことか、2列目なのでしっかり見えた。

「最近暗いニュース多いよね。」と始まった本編最後のMC。

文字にすると軽々しくなってしまいそうなので残さないけど、沈んだ心に寄り添ってくれるような内容で泣けた。

じんわり感動して、最後は明るく弾け飛んで感動した。

 

翌日2日目。

迷った挙句、中央左寄り3列目に陣取った。前方の方の背が低めだったからステージ全体が見えた。今年の整理番号の引きの良さが半端ない。一生分のラッキーを使い果たしていないか心配になる程だ。

 

1組目はRe:name

真っ直ぐなロックサウンドだった。自分達の力に自信を持ってる感じで堂々と音を奏でてて、とてもかっこよかった。

開演前に「すみません。Re :nameのファンなんです。」と言いながら1列目と2列目の間に割り込んできた女性3人組がいた。静かにスペースを作ってあげるフジファブリックのファンの人達。ライブが始まったら、その子たちと同じように手振りをしてあげる人達。良い人達だわ。

2組目はTele

音源より300%良かった。思わず終演後物販に行ったらCDだけしか売ってなくて(普通はTシャツとかタオルがある)サブスクで聞けるのに買った。とても真面目に生きてる人だなと思った。自身は悩んだり落ち込んだりしてそうなのに、周りには元気をくれる人。声がハイトーンだけどキンキンしてなくて綺麗。ゴリゴリのバンドサウンドも良き。不安定なMCも人柄が出てて良かった。感情の揺れが大きい人なんだろうなぁ。心身の健康に気をつけて、ずっとずっと何年も何年も音を鳴らして欲しい人です。あまり急激に売れずジワジワと評価されていって欲しい気がするのは老婆心でしょうか。

そしてフジファブリック。

昨日とは違う気合の入り方を感じた。化学反応みたいなものなのかなぁ。相手が違うと出来上がるものが違うみたいなね。

圧倒的な演奏。もう最高だった。すごいバンドだ。良いバンドだ。

とても救われたから、思ってた以上に傷んでた自分に気づけて、その事に泣けたし感謝した。

もっとたくさんの人に聴いて欲しいけど、流れる汗が見える距離で音を鳴らしていて欲しいと願う気持ちもあって、必要のない葛藤をしている。

 

という

いつになく長い話を

いつになく真剣にきいてくれる

うどんくんである。

うどんは人の言葉や心を理解してるよね。

ライブでも救われてるけど、ざらめやうどんにも救われてるよ。そりゃもう、最高の猫達です!!