2017.06.17
カメレオラストライブ
本当に本当にありがとうございました。
僕は中学生の頃にビジュアル系バンドにハマって、いつしかバンドで大きな舞台に立ちたいという夢を抱いてしまいました。
それからギターを練習したり、ベースを練習したりドラムを練習したり、学園祭でコピーバンドを組んでみたり。
高校卒業するちょっと前に、初めてちゃんとしたバンド組み、２年で解散。
その１年後にダイスケ、タカシ、コーイチ、エイジロウと２つ目のバンドを結成。
途中、エイジロウが脱退しタケシがサポートでドラムを叩いてくれました。
しかしそのバンドも３年で解散。
バンドを続ける事の大変さを痛感した。
カメレオは人生で３つ目に組んだバンドでした。
それまで思うように結果が出せずに苦しんでいたけど、メンバーのことは才能ある奴らって思ってたし、信じていました。
だから、もう１度、最後の賭けで同じメンバーで大きな夢を追いかけようと。
まずは１年。
１年後に７００キャパ満員にできなかったら辞めるつもりで始めた。
入念に入念に、音楽のコンセプトやビジュアルイメージ、最初の打ち出し方や売り出し方、準備期間中に沢山ミーティングを重ねた結果、１年後の目標をクリアした。
それから沢山の人に支えられ活動を続けてきたけれど、
５周年を迎える少し前に、３度目の解散が決まってしまった。
解散の理由については詳しく語らない。
不仲でも音楽性の違いでもなくて
単純に
「結果が出せなかった」
それだけです。
2017.02.13
僕らは解散を発表しました。
その日はラストシングル「生きづLIFE!!」のMV撮影日でした。
僕の心とは裏腹に、皮肉なほどによく晴れた青空が苦しかった。
18:00にオフィシャルツイッターに投稿される事になっていました。
しかしリツイートボタンは自分で押さなければならない。
覚悟はしていたつもりだった。
それなのに18:00になった途端に涙が溢れてきて。
リツイートボタンを押す手が震えていた。
ダイスケのソロショットを撮影していたところだった。
ちょうどサビが聴こえてきた。
「生きるって面倒くさいな 生きるって難しいな 誰かの目を気にして隠す本当の気持ち〜」
涙が止まらなかった。
おかげでメイクは完全に崩れてしまった。
次は俺のソロショットなのに。
メイクを直そうとしたって勝手に涙が流れてくるから、予定より何時間も押してしまって。
コーイチが俺の肩に手を置いて
「がんばれ！！」
って言ってくれました。
それから１週間はよく泣いていました。
みんなから届くリプライを読んでは涙が止まらなくなって。
そして４月からラストツアーがスタートしました。
全国９ヶ所。
インストアイベントも絡めたツアーでした。
泣きながら想いを伝えてくれるファンの姿を見て、溢れそうな涙をグッと堪えるのが大変で。
だけどラストツアーのライブは最高に素敵でした。
毎回、「最高」を更新するライブになっていって。
本当に幸せな時間でした。
各地でお世話になった人たちも沢山観に会いに来てくれて、終演後に熱い握手を交わしました。
そして無事にラストツアーを終え、
2017.06.17
ラストライブ。
舞浜アンフィシアターというとても素敵な舞台で、ラストを迎えました。
本番直前、メンバーと最後の握手をして。
手を強く握るたびに目が熱くなる。
本当は「今までありがとう」って伝えたかったのに、涙を堪えるのに必死で喋れなかった。
そして本番スタート。
ステージ下からせり上がって登場した僕ら。
悲鳴の様な歓声が聴こえてきた。
みんなの複雑な表情が目に飛び込んできた。
全部受け止めるつもりで、そして全部届けるつもりで歌い続けた。
メドレー含め全48曲。
4時間にも及ぶ長尺ライブ。
ダブルアンコールの最後、
「万歳＼(・∀・)／Music！」
が終わった途端にまた勝手に涙が溢れてきました。
色んな気持ちが混ざって複雑な気持ちでした。
最高の景色を、幸せな時間を、一緒になって作ってくれてありがとうございました。
カメレオという夢を一緒に育ててくれてありがとう。
カメレオを見つけてくれてありがとう。
当初掲げていた目標には到達する事はできなかったけれど、それでも沢山の夢の様な時間を体験することができました。
振り返れば辛い事の方が圧倒的に多いバンド人生、
それでも ダイスケ、タカシ、コーイチ、タケシの５人でカメレオとして過ごした５年半、準備期間を含めたら６年半、前のバンドも含めたら１０年。
辛くて苦しい事も沢山あったけれど
幸せでした。
楽しかったです。
とても素敵な、とても長い青春を送ることができました。
このメンバーとカメコカメオのみんなと、そして沢山の支えてくれた関係者の皆様と、
長い時間かけて作り上げたカメレオという存在は、
僕の人生の宝物であり、誇りです。
カメレオがみんなの人生に少しでもなにか影響を与えられたのなら、僕らのやってきた事に「意味」はあったんじゃないかと思います。
カメレオは解散してしまったけれど、僕たちが愛を込めて作った曲たちは永遠に生き続けます。
これからも愛し続けてくれたら嬉しいです。
そして、１０年も一緒に過ごしてきたメンバーのこれからの道、僕はもちろん応援したいと思っているし、みんなにも応援してほしいなと思ってます。
それぞれの今後の具体的な話は聞いてませんが、なにか発表があったら応援してあげてください。
僕の今後についてはまた改めてブログにでも書こうと思っています。
それではみなさん、本当に本当に５年半どうもありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
2017.6.24
カメレオ Vo HIKARU.
最後に一個自慢させてください。
僕に夢を与えてくれたバンドのメンバー様が、ひょんな事から最後の最後に自分のライブ観に来てくれました。
中学生の頃の自分に聞かせてやりたい。
へへ(⃔ ू•·̫• ू⑅)⃕↝
お忙しい中ありがとうございました！！