男も女も、本当にしてほしいことを言えない | トラウマから自由にするRCメソッド (株)RCM社長 高橋万紀子のブログ

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心の整理と心の外科手術専門のカウンセラー
養成もしています。

前回、男と女はほしいものが違う
の記事で、
男は、尊敬
女は、愛
がほしいと書きました。

とても厄介なのは、
どちらも「自発的な」
が付くということです。

すごいなぁ!
と思わず言葉に出るほど
心から尊敬してもらいたいし

ああ、大好きだ!
と思わず抱きしめたくなるほど
心から愛してほしいのです。

だから、

「尊敬してる、って言ってよ」

「愛してる、って言ってよ」

とは、言えないのです。
言ったら負け。

言ったらきっと
尊敬してるよ
愛してるよ
と、言ってくれるでしょう。
しかし、それでは
心からそう思ってるか
わからないではありませんか。

そんな気持ちが募ると
男は高圧的で支配するような態度を取り
あるいはだんまりを決め込んで
無視するような態度を取り
女は文句ばかりで足りない所を
突くようにチクチクトゲトゲします。

なんか偉そうにしてるなぁ
という男は
「オレのことすごいって言ってよ」
というサインを出しています。

なんかプリプリしている女は
「とてもステキだよって言ってよ」
というサインを出しています。

悲しいかな、逆効果ですけどね。

しかもつい、
そんな男を見ると女は
「尊敬されるだけの中身がないでしょ」
と突っ込みたくなるし
男の方は、
「もっとかわいい態度と外見で言え」
と突っ込みたくなるし

そしてお互いにフン!
となるわけです。

実際が伴うかどうかじゃないんです。

テレビを見て寝転んでいても
バリバリ働いても
お腹が空くのと同じくらい
中身と関係なく必要なんです。

男は男であるということに敬意を
女は女であるということで丁重に
それが、日々のご飯のように
必要なんです。