私を生きる研究室のセラピストKanaです。




自分らしく生きようとすると、自分の想いを他の人に伝えたり、自分の理想を叶えるために行動することになる。



これをすることは、すごく勇気が要る。
それは、今まで怖くて、怖くて、手段として選んで来なかった手法を選ぶことになるから。




不安や恐れを越え、勇気を出した自分の言動が、結果、誰かを傷つけてしまうこともある。また、自分自身が傷つくこともあるし、縁が切れることもある。





傷つけ合うことは、心をえぐり合うかのように苦しいし、悲しい。




自分は、人の心をズタズタに切り裂くひどい人間なのかもしれない。




また、
あの人は、自分の心をざわつかせる、ひどい人だ、と思ってしまうかもしれない。




しかし、傷つけ合うことは、ただただ、苦しみ、悲しみ、憎しみ合うために起こるのではない。




互いが、自分の中の滞りに気づき、殻をやぶり、自らの真の望みに忠実に生きるチャンス。




自分らしく生きようとする意志の表明。




今まで言えずに飲み込んできた想いを伝えられたり、行動に移したからこそ、見えた世界がある。




やりきって、時が過ぎ去れば、あの時、あんなことがあったおかげで、今の私に至れたのだ、と胸を張れる時が来る。




苦い感覚は残るかもしれないけれど、それが自らを奮い立たせたり、より自分らしく生きていこうとする燃料になる。




他人に自分の意志を表明する瞬間は、怖い。
自分らしく生きることには、勇気が要る。




それでも、果敢に向き合おうとし、乗り越えようとする者は、きっと真の強さを発揮し、本来の自分で生きられる力を身につけることができるのだろう。


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