先日、
ストレスチェックをする機会があり、
その結果が戻って来た。

チャート表は
見事なまでの正三角形、
判定はA判定。ストレスなし。
(判定は5段階)

この結果を一緒に見た殆どの人は
「すごい!」「やっぱりね〜」
「最強だね!」「鋼のメンタルw」等
大爆笑してくれて盛り上がった。

これ以外の反応をしてくれた人が
お2人いて、非常に興味深かった。

(※結果を一緒に見た人たちは
長年一緒にいて私の事を
リアルで良く知っている人たちです)


お1人はこのような反応。
「だろ?少しは色々考えた方がいいよ」
と、アドバイスをくれた。

俺なんか気を遣いすぎてストレスだ。
貴女はお気楽でいいよね、
少しはストレス感じた方が
いいんじゃない?

という内容だった。

自分は大変なんだから
みんな同じく大変であるべき。
お気楽にしている人は許せない。
タイプ。

割と一定数、
いるタイプだと思う。
最近では自粛警察なども
ここに当てはまるのではと思う。


もう1人はもっと興味深い。

「本当は違うだろ。
貴女が大変なのも
頑張っているのも知っている。
辛いのを堪えているんだよな。」
と、私の心を推理して
同情してくれた。


この方が私の事を、
「大変な中、頑張っている」
と言ってくれたのは、
重度の知的障害のある子を含めた
3人の子育てをし、正社員で働きながら
シングルマザーで頑張っているから。

障害の子の預け先や送迎などで
その都度たくさん困っていた事を
知ってきてくれているから。

それは凄く有難いし、
そう知っていてくれて
応援してくれていることも
とても心強い存在である。

でもその環境や状態は、
私にとって
「大変で頑張っている」
ことは事実だけど、
それをストレスに感じ、
「辛くて堪えているか」
と言ったら全然違う。

「大変で頑張っている」ことと、
「辛くて堪えている」は、
イコールではなかったりする。

「事実と感情は別のもので、
同じ事実があっても
どんな感情を持つかは
その人それぞれに異なる」

というのは、
アドラー心理学でも
認知行動療法でも
示されている。



「事実」から
どんな「感情」が生まれるか。
それによってストレスに対する
耐性が変わってくる。

私の場合は
困難は「課題」と捉えるので
途端に解決させる為に燃えてくる。

だから同じ事実でも
ストレスにはならない事が多く、
そこがこのテスト結果にも
出たのかもしれない。




私のテスト結果を見て、
人によって反応が違うのは面白い。
色んな人がいる。


後者の方は、
こうとも取れる。

この方は、
「自分」が「大変」で頑張っていて、
「辛さに堪えている」人。
の場合もある。

だから同じように
「大変で頑張っている人」に
寄り添える優しさがあって、
同時に同じような経験をしている人は
もれなく全員「辛くて堪えている」
と思っている。

こういうことも
言われている。
「他人に対して思うことは、
自分に対して思っていること」

相手を「かわいそう」と感じたら、
自分が自分のことを「かわいそう」
と思っている。

相手を「辛そう」と感じたら、
自分が自分のことを「辛い」
と思っている。

だから先に癒すのは
そう思っている「自分」であり、
「自分」の潜在意識に気づいて
大切にすることが大事だということ。


充分に癒すことができたら、
心配事が全部消えたら、
目の前にいる相手の
「かわいそう」も「辛そう」も
消えていくのだと思う。