※前半から続く

でも不思議とこの件に関しては、
何故か冷静な私がいた。
こういう時は
「なるようにしかならない」
事を数々の経験から知っている。

最悪の場合はもう毎日、
午後はテレワーク。という裏技が
多分使える。という最終手段を
最後の保険に。

まず閉所期間に
代わりに預かってもらえる
放課後デイを探す。
と言っても急に今から
何処かに新規契約して
慣らしから始めるのは得策ではない。

モコは平日以外に
利用しているデイが1ヶ所ある。
学校のエリアは管轄外だけど
最初で最後の綱は、ここしかない。

色々相談してみて
なんとか策を見出してみる。
学校までのお迎えは時間の都合で
どうしても無理だけど、
スクールバスで自宅近くまで来れば
そこからの送迎は
どうやら行けそうとの事。

一抹の望みが繋がった。

但し水曜日だけは下校時間の関係で
預かる事が出来ないとの事で、
水曜日の午後だけは私がテレワークを
することで対応できそうだ。

難なくクリア。

いや、各所本当に色々と
イレギュラーをやりくりしてくれての
ギリギリの所での対応である事は
知っている。

本当に頭が下がる思いだ。
本当に良かった。

ただモコにとっては
もう10年間毎日通っていた
ルーティーンが急に変更になり、
スクールバスで帰る事も
土曜日の事業所さんが迎えに来て
そこで過ごすことも、
最初は戸惑うことが予想できる。

そこも何とか乗り切ってくれたら
学校が始まったという安心感が
一つの望みである。

当たり前の日常が
いかに脆く、いかに儚く、
いかに綱渡りであるかが、
常に頭の片隅にはあったけど
こうも簡単に
崩れていくものだと実感。

そしてまた、
立て直していくのも
立て直す手を差し伸べてくれるのも
やっぱり「人」であるし、
もう全てに感謝しかない。



コロナになるなら、
今このタイミングなら
仕事的にも影響は少ない、
と思っていた矢先のコロナ。

それとは別にここ1ヶ月くらい
望んでいたことが2つあった。

1つ目は
毎日5時30分に鳴る目指し時計を
セットしない日々を送ってみたいこと。

2つ目は
水曜日の午後はテレワークをしたいこと。

この2つの望みが
今回のコロナ騒動で
1ミリの狂いもなく叶ってしまった。

コロナ療養中、
モコは本当によく寝てた。

この10日間は、19時頃から8時頃まで!
いつもは3日完徹も
当たり前の日常だったから、
朝、時間を気にしないで
泥のように眠る日々を叶えたかった。

更に
毎週水曜日の午後のテレワークは、
1週間のうち何処かで半日できるなら、
水曜日の午後がピンポイントだった。

そして今回、
事業所の都合がつかなったのが
水曜日の午後、ピッタリと一致した。

不幸中の幸いと言うべきか、
鳥肌立つくらいに。


手荒い手段ではあったけど、
“望みは全て叶えてあげたぞな”
と。

きっと見えない大きな力の中では
これもまた全てが完璧なんだろう。