私の世界 | * * 光のしずく * * 〜自分にとっての真実を紡ぐ〜

* * 光のしずく * * 〜自分にとっての真実を紡ぐ〜

どんな自分も認めて 許し 愛していくこと。 

ありのままの自分になるプロセスを楽しみながら

自分にとっての *真実* を紡いでいく…

あなたにとっての *真実* に光がさしこみますように…





自分に失望した。


断崖絶壁から落ちた。






自分が


情けなくて

恥ずかしくて

醜くて

みっともなくて

傲慢で

ちっぽけで

プライド高くて

消えてしまいたかった。




思い出したくもないくらい。



申し訳なさも

罪悪感も



自分への失望でいっぱいだった。






何日も

胸が張り裂けそうな痛みがあった。



ズキズキして

ぎゅーってして

バリバリとして



すべてを捨てたくて

誰も知らない世界に行きたかった。



張り裂けそうな胸の痛みとともに

しっかり感じた。

何日も同じものを感じ続けた。


痛かった。


あまりの胸の痛さに、言葉に現せなかった。





怖れているものが見えてきた。




孤独が怖い

傷つくことが怖い

傷つけることが怖い

繋がることが怖い

人が怖い

自分が怖い




孤独が嫌い

人が嫌い

自分が嫌い




その怖れたちは

あまりにも深い深い心の奥底にいて

今まで触れたことのない世界にいた。




あまりにも繊細で

壊れてしまいそうで

もろくて  消えてしまいそうで


そんな世界にいた。





私が

ずっとずっと

隠したいものだった。



その世界を知ってしまうと

また

傷ついてしまうんじゃないか

壊れてしまうんじゃないか

立ち直れないんじゃないか

死ぬんじゃないか



そんな世界だった。




これ以上、

誰にも知られたくなくて

自分でも知りたくないくらいに



傷つきすぎて

恐怖心で

精いっぱい守り続けてきた世界だった。




震えるような

壊れそうな

もろい世界を


そっと  そっと感じていった。



そこは

どん底だった。



深い海底の底にある  ふわっと舞い上がる細かい砂のように

あまりに繊細で

境界線を見失うような  深い海のどん底だった。


しばらく

どん底にいた。



ふわふわと舞い上がった砂が

ゆっくり時間をかけて地面へと降りるまで

待っていた。



どん底に落ちていた

痛みも

恐怖も

ゆっくりゆっくり感じていた。




そしたら


地面には、痛みや恐怖と同じように


ずっとずっと欲しくて仕方がなかったもの。

ずっとずっと探し続けていたものが

どん底にあった。




それは



安心


という、宝物だった。




絶望の世界には

私の欲しかった宝物が落ちていた。




絶望の世界には

希望があった。



希望を手にしたら

絶望の世界も

希望の世界も

同じくらい

愛おしい世界になった。




この2つの世界は

あまりに繊細過ぎて


感情にも

言葉にも

現せなくて



ただ  ただ

静かに  ひしひしと感じ続けるしかなかった。



感じ続けて数日が経ち



言葉に出来ず

どんな感情にもあてはまらないまま


突然

涙となってこぼれた。



言葉という形なんていらなくて

感情という意味づけなんて無意味で


ただ  ただ

胸の奥深くから

とめどなく溢れるエネルギーを

涙にのせて

流し続けることしか出来なかった。




やっと

やっと

私の中の

弱くて  もろくて、隠し続けてきた私に出会えた。


やっと

見つけてあげられた。


私の手で抱きしめられた。




何かが足りない

何かが足りない


誰かといても

何をしても

満たされなくて

ひとりぼっちを感じていた自分が



心から望んでいたものを

手に出来た。



心の中にそっと  しまってあげた。



命が吹き込んできた気がした。

生まれた気がした。

死んだ気がした。

肉体を脱いだ気がした。




涙がとまったら


いつもと変わらない光景。




軽くもなく  重くもなく

楽でもなく  苦でもなく

喜びもなく  悲しみもなく



なんにもなかった。




あったものは





私が在る




それだけだった。



そして




それがすべてだった。





何も変わらないけれど



私の世界は


まるっきり

違う世界になった。



これから

この世界の

パズルのピースが揃い始める。


すべてが在る世界。


私の中の宇宙。




自分に失望し

絶望の世界の底に行ったら

希望を手にして


絶望と希望の世界を抱きしめたら

世界がひっくり返った。




すべてが共存している世界。



白も黒も

光も闇も

絶望も希望も

喜びも悲しみも

男も女も

陰も陽も

生も死も



すべてがひとつの世界。




言葉に出来ないんだけど

感じちゃったんだよね。



そして

何か思い出した気がしたんだよね。




私の見える世界は、なんにも変わらないけど

私の見えない世界は、とてつもなく拡がっていくし

変わっていくよ。




私のすべてで

この世界を遊んでみるよ。