あの夢のような大人の一夜から現実に戻って今なお楽しかったなぁと反芻中の刈り上げです、ちゃむちゃむこんばんは。
あ〜楽しかったなぁ〜。
己の身体を己の脚と気合いだけで小田原まで運ぶだけの一夜。
ただひたすら前に進むだけの夜。
が言うように走力の制限はなく、参加資格もない「走りたい人が集まって走るだけの夜」
確かに参加資格もなく、必要なのは参加表明だけでしたが
・・・めっちゃキツイっす。
マジでキツイマジでキツイMAJI de KITUI.
まずね、ニコタマ集合。これが「ニコタマてどこですか?」から始まる田舎者だからさぁ大変。
乗り換えアプリで調べるも「ニコタマ」なんて出て来ない。
正しくは「ふたこたまがわ」誰だ、略して読んだヤツは。
そしてその「二子玉川」に16:45集合。微妙、うん、絶妙に微妙過ぎてアパート近くから出てるバスが無い。
今回は電車を使うか・・・と結局バスを使ったのは
割愛。
とりあえず新宿に着いて、まだ時間があったので腹でも満たそうとファーストキッチンへ。
これで1400円だよ、ファッキン‼︎
そして満たされない胃袋のまま渋谷で田園都市線乗り換えて二子玉川へ・・・
この路線、お金持ちの匂いがする・・・でも略してDTなんだ・・・そしてDTでニコのタマに向かうのか〜とどうでもいいことを考えてたらニコタマとおちゃこ。
ランナーが、いる・・・
でも知らない人だ・・・
人見知りの田舎者には、都会のランナーは天上人に等しいね。
話し掛けるどころか、駆け寄るのも烏滸がましい気がして近寄れない。
柱に隠れて知ってる人が来るのをひたすら待つ。
朝から何も飲んでなくて、唯一飲んだのがファーストキッチンの黒糖ミルクティーだったために、泣きたいくらい喉が渇いて(ファッキン‼︎)でも動かず柱になる刈り上げ。
そしてスラムの御婦人方が到着し、干物寸前の刈り上げもようやくキラキラの中へ。
都会の女性ランナーは透き通るような肌だよね〜と思ってるうちに出発。
走り出せばあとはずーっと楽しい。
暑かったり疲れたり、よくよく考えてみたら先月からほとんど走ってないんだよな・・・と思い出したらアキレス腱爆発するかと思うくらい痛くなったけど、ひたすら楽しいそれすら楽しい。別に変態ではないけど痛みも楽しい。
唯一ツラくてしんどかったのは意外にも「エイド休憩」
この旅路はよく考えられていて、5,6㎞に一度コンビニ休憩があるのだけれど。
楽しいはずのこのハッピータイムが一番の苦行でした。
レースでも独りぽくぽくでも歩いて休む事はあっても「止まる/座る」をしない。
寝るのさえ立って寄りかかる体制な刈り上げ、あんなにガッツリ休んだのは初めてだったと言えましょう。
止まって座るとこんなに出だしがツラいのか!
全身で前進を拒んでおるわ‼︎
幸せすぎるあっちむさんのスペシャルエイドも、その後がツラくてツラくて。
エイドでの時間が楽しくて美味し過ぎたので余計にしんどい。
だがしかし、いずれトルデジアンに出る身としては休憩は避けては通れない。
富士山の話をして、来年の山頂でのおやつを考えて出だしの苦痛を紛らしてた。
まぁ、そんなツラさも結局は楽しいんだけど。
途中、脱水起こしたりしたけどそれも楽しくて、汗で張り付いたランパンのせいで今も汗疹が酷いことになってるけど、それも又楽しい。
今なら・・・この状況下でもおんたけマイル走り切れる。
アキレス腱はいつ爆発するかわからないくらい熱いし、脚だってパンパン、胃袋も脳も正常とは言いがたいけど。
今スタートしても完走出来る。
ヒロキからバックルも奪い取れる。
あまりに楽しくて、全身に力がみなぎるくらい楽しくて、この世に出来ない事など何もないのだと確信する。
楽しいってのは全てにおいての原動力で、原動力を得た刈り上げはもう無敵じゃない?
素敵に無敵な無期懲役ら・・・刈りちゃん〜(о´∀`о)ノ
たった一夜限りの夢が、夢を夢で終わらせないために続いていく。
負のループと言うものがあるなら、これは正しく楽しいのループ。
楽しい、ホントに楽しい。
ただ・・・
決っっっっっっっっして「楽(らく)」ではないと、そこは強く言っておく。