猫、灰だらけ。 -4ページ目

猫、灰だらけ。

いつのまにやら、猫4匹。日常は猫に乗っ取られ、乗っ取った猫はうっかりすると
灰だらけにもなる。日々、楽しくも癒されながらも、イラっとする。そんな一コマをちょっとずつ。



お久しぶりです。

それなのに、こんな話ですみません。


一昨日の夜、へろへろで帰宅した飼い主が玄関で荷物の搬入に動きが一瞬止まった時、すり抜けて出て行ってしまいました。


双方パニクっていたのかもしれません。

2度ほど対峙したにもかかわらず、敷地のフェンスをかいくぐったくらのすけがものすごい勢いで駆け去るのを見送るしかありませんでした。


闇夜の黒猫。

こんな厄介な事態にも関わらず、ご近所さんが1時間ほどご一緒して下さいましたが、見つからず。


正直言えば仕事どころではなかったけれど、休むわけにはいかず、翌日夕方は走り去った方向へ探しに行きました。

ウチによく来る白茶ブチ猫が何かを凝視。

車の向こうをそっと覗くと。


いた。

ビビったくらのすけを発見。

出来る限りそっと、静かに呼びかけてたつもりなのに、ビビった彼はあろうことか側溝に潜り込んでしまいました。

正確に言うと、元側溝。

今では水が流れないようになっているみたいで、乾いて雑草が生い茂るような場所。 

手当たり次第と言うよりは入り慣れているように、かなり狭いところ(本猫かなりデカい)をするりと入っていくのを、また見ているしかなかったマヌケな飼い主。その後ご飯を片手に何度も見に行きましたが、会えず終い。 


そして、今日の雨。

いてもたってもいられず、夕方また前日に遭遇した場所へ行きましたが、気配すらなく…。

昨日そばにいた白茶ブチには何回も会うのに…。

明るいうち、薄暗くなってから、深夜と何回も足を運びましたが、空振りでした。


今になって思えば、失態だらけ。

テンの意地悪に耐えかねての家出ならしかたないけど、飼い主が迂闊で、やってはいけないことを重ねて帰れない状態に追いやってしまっていたなら。

土砂降りの中お腹を空かせているのではないか、雨に濡れて寒がっているのではないか。

生きた心地がしません。


数年前までは我が家周辺にいた元野良猫なので、その経験を生かしてうまく雨風を避けられていれば…と、それだけを心の支えにしています。

暖かい部屋、定期的に出てくるご飯。それよりも外の空気、広い空が気持ち良くて帰ってこないなら仕方ないかも知れないけれど、帰りたくても帰れない状況だったら…と、思うと…。


今夜も眠れそうにありません。

迷子猫ネットにも掲載しました。警察にも届けました。ご近所さんにも聞いて回りました。いまだにパニクっている飼い主は、あてもなく歩き回って名前を呼ぶことしか出来ていません。


どうか。

失態だらけの飼い主にアドバイスをいただけないでしょうか。

お願いします。


夜も明けてまいりました。

これからまた見に行ってきます。


本当、マヌケだな…。



ここに入っちゃいました。



どうか無事でいて下さい



いろんな隙間からこんにちは。

ちょっと可愛い❤️と、思っていただけたら幸いですが、これ、激怒の顔です。


「いろんな」と言えば、今年、あちこちから連絡が取れないとクレームがつきまくった飼い主。

クレームがついている間はまだ良かったが、最近は生存確認のメールが来る始末。


おかげさまでぴんしゃんしております。

ただ、身体共に自転車操業状態でどうにも身動きが取れないだけでして。


来年こそ。

来年こそ、スケジュールに振り回されることなく、生きていきたい。

それが目標です。


小さいなぁ(苦笑)


ともかく、元気です。

人間も猫も。

それだけで幸せか。

幸せですな。


今年も暮れていきますね。

来年が皆様にとって素晴らしいでありますように。

来年もよろしくお願い致します。


どうか良いお年をお迎えください。



ウチの荒野にタヌキ参上




とうとう食卓までここに移動。
トイレも真下に移動。
いつまで続く仮住まい。


飼い主は自他ともに認める偏った映画オタクである。
「偏った」と言うところが重要で、全ての映画が好きなわけではない。
全てと言うより、ほんのひと握りの映画しか観ない。

ホラー、スプラッタ、バイオレンス満載の映画は選択肢にない。
恋愛物もかなり内容が限られる。
ドロドロ、艶っぽすぎるものは相当苦手。

その限られた中、選んで、選んで、それでもかなりの本数を観てきたが、選んだつもりでも失望しないわけではないところが面白い。

自分が好きな映画がどんなものなのか、正直まだよくわからない。
コメディは好き。だけど、やり過ぎはウンザリする。さらっとした台詞、何気ない返し、さりげない間。クスリとさせられて、お、面白い。と、なる。やり過ぎは胸焼けがしても、さりげなさ過ぎてはわからない。笑いが一番難しい。と、思う。

わからないから、面白そうだと思ったものは何でも観た。
片っ端からジャンルを問わず手当たり次第に何でも見続けてきた。

その中で、好きな映画はと問われたらすぐに挙げられる数本の中に、「紅の豚」がある。
元々は某航空会社の機内上映用に製作されたものらしいが、製作費がかさんだため公開になった。
と、聞いた。
年がバレそうだが、公開当初劇場で5回は観た。
後でビデオで観ればいいや。
そうは思えなかった映画の一つである。
メッセージが見え隠れするジブリ作品の中でも、はっきりと意図が見て取れる作品だが、押し付けられた感じはない。
鮮やかな空や海の色に映える真っ赤な機体。
機上のパイロットは戦争がイヤになって豚になってしまった元人間。
ユーモラスにも見えるトレンチコートを羽織った豚の声を森山周一郎さんがあてていた。
それで映画のピース、最後の一つがきっちり収まったと思える素晴らしい配役だった。

真っ青な空に吸い込まれて行く数えきれない機体の中に、一機また一機と数が増えていく。
映画中盤のワンシーンである。
風の音しかしない静かな風景。
それが何なのか説明はない。
だから、胸に響く。

森山さんもあの空に登って行かれたのかな。

これからどれだけ映画を観たとしても、あの配役に勝るピースに出会うことはない気がする。

とても寂しいです。

空の色はどこでも美しい…。
…うちのテンさんの名前も空の色から付けたんですけどね…。
…育て方…どこで間違えましたかね…?

乱闘の末、返り討ちに遭って尻にケガしました。
自業自得でカラー付けてます。
コトちゃん、案外出来る子でした。