11月9日1:11に産まれた息子 アルカ(字は考え中)
妻は妊娠から出産までの本当に長い間酷い悪阻、耳鳴り、腰痛、不眠など様々な症状と向かい続けて、出産の時を迎えた。
高齢出産であったので兎に角心配だった。
美しい月蝕や天王蝕を家族で眺めて月が元に戻るにつれて陣痛の間隔が狭く強くなっていった。
奈迦は寝てしまったが、出産の直前に起きてきた。
(立ち合う子供みんなそうなんだとか)
たまのような汗をかく妻の顔を拭いてくれていた。
自分は妻の背後に座り支え、いきむ時のために両手を繋いでいた。いきむ強さが体全身から感じられたし、指を握る強さは尋常ではなかった。小指は多分折れかもと思った。
出産直前のいきみと叫びが合わさった本能そのままの力には命の素晴らしさと力強さが伝わってきて感動するばかりだった。
その時が来てやっと出会うことが出来た。
見たことがない幸せな表情と無垢な命。
妻の誕生日が7日だったので、大きなギフトになった。
吉村医院さんでの恒例の臍の緒を切らせてもらった。
結婚して、治療しないと子供が出来ないと言われていたが娘が産まれてきてくれた。
娘は重篤なアレルギーがあり何度も命を落としかけた。
その時のトラウマを抱えながらも負荷試験を何年も続けてアレルギーを克服することが出来た。
毎日頑張って小麦を食べ続けてくれた娘、用意する自分、小さな変化すら見落とさない妻。
家族で力を合わせて本当に途方もない事に向き合ってきた。
アレルギーと向かい合っているときはもう1人とはとても考えられなかった。
娘が逞しく成長してくれたお陰と厳しい時代を生きていく時にきょうだいがいたら心強いよねと話し合って間もなくアルカが僕たちの元に来てくれた。
奇跡そのものだった。
妻と娘と息子には感謝しかないし、
ここまでこれたのは周りで支え気遣ってくれていた愛情深い人たちのお陰です。
本当にありがとうございました🙏
家族と生きながら作り続けていきます