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先日10/3は第20回日本作業療法教育学術集会にて話題提供させて頂きました。

参加者の皆様の多くは全国の作業療法士養成校の教員、教授の方々です。めちゃくちゃ恐縮しましたが思いっきり開き直って話しました。

テーマは「地域で活動するための作業療法コンピテンシー」です。

ここではコンピテンシーを”高い成果を常に達成する人の思考・行動特性”としました。
今まで経験してきた病院や就労支援事業所での経験をもとにした就労支援コンピテンシーと病院や訪問看護ステーションでの勤務から得た在宅リハコンピテンシーについてお話ししました。
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発表のたび毎回のことなんですが、コンピテンシーの概念の説明が相変わらず難しい…有志の皆さんで構成しているコンピテンシーワーキンググループでの研究も活きています。

コンピテンシーモデルを作成するワークショップの様子
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念のため顔を隠しています。失礼いたしました。

ワークショップでは参加者全員が身体障がい、精神障がい、発達障がい、老年期障がいの各専門領域に分かれてもらい、専門領域ごとのコンピテンシーモデルの一部を作成して頂きました。
作業療法士の大先輩、大先生である皆様の頭の中を開けて見ているような不思議な感覚でした~ 

皆様に作成して頂いた貴重なコンピテンシーモデルは、後日コンピテンシーワーキンググループでまとめて報告しないと。えらい宿題ですが、作業療法士のエッセンスが詰まったかなり興味深い内容に間違いありません。

現在募集中の各分野、領域のコンピテンシーワーキンググループの活動も活発化しそうです。

作業療法士のコンピテンシーを明確化して、カリキュラムに反映している養成校も増えていることも知りました。卒後教育との連携が出来れば、より良い人材の地域への創出が図れると思います。
いずれにしても作業療法士のコンピテンシーを協会レベルで明確化する必要性がありそうです。

また、大学全入時代、学生さんの実習中の不適応、素直で優しいけど折れやすい人が多いとされる学生さんの気質など、様々な問題を抱えている学生が多い現状に対するコミュニケーション能力、方法についての学内講座の報告等がありました。
養成校と臨床現場との教育のリンケージはますます必須の課題であることが分かりました。

本会の話題提供から一般演題が全て弊社での卒後教育、人材開発、育成においても、とても参考になりました。

来年度は日本作業療法教育研究会に入会して、弊社のアクティブコンピテンシーや人材開発・育成の取り組みを報告します。

今回の報告に際し、快くご協力頂いた利用者さん、職場の皆さん、ワーキンググループの皆さん、ありがとうございます。

懇親会でも新たな出会いと気づき、学びがありました。今日も出会いに感謝です。
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