先日、社会的処方のお話しを聞いてきました。




とてもとても深いお話でした。


コミュニティづくりに関わる者として、今の取り組みを振り返りながら、ヒントになるようなアイディアをお話しを聴きながらを探す時間となりました。




地域で在宅生活を送る方々をサポートする訪問リハビリテーションやデイサービスの仕事にも、大きく関わりのある社会的処方の考え方。


そこで働く方々も社会的処方の考え方をもって、利用者支援に関わることで、活動や参加、心身機能にも良い影響を与えられそうだ。



その備忘録

"つながりが薬になる"


"社会的処方により医療費や福祉費などの抑制に"


"3割は医療で解決できないこと"


"社会的処方を実践するリンクワーカー"

リンクワーカーらしさ

→人と地域に好奇心を持ち続ける

リンクワーカーのスキル

→聴く(おばちゃん力で入り込む)

→経験を宝に(どんな経験も誰かのオモロいになる)

→笑わせる(嬉しい、楽しい、ふるえる)

→つなげる(おせっかいは大切に)


"社会的処方を文化に"


"個人の主観的な孤独と、社会とのつながりが無くなった社会的孤立の違い"

孤独を愛してるからといって、その方を孤立させてそのまま放置しておくのは良いわけではない


"つながりをつくるのが苦手な人=つながり弱者"

"社会の中での居場所を失った人=社会的行方不明者"

つながりにくい人にどうやってつながっていくのか?

つながりが強い人はどんどん強くなって、

つながりが弱い方々はどんどん弱くなる。

そんな状況をどうすればいいのか…


"そのための「居場所づくり」「場のデザイン」が大切になってくる"

おもしろそう、あたたかみ、居心地がいい、デザインしすぎない、押し付けにならない、待つことも大切…


"生活の動線上につながりをリンクさせる"

例)

銭湯でつながりの場づくり

散髪屋さんで血圧測定

ガソリンスタンドで健康相談

ごみ捨て場やエレベーターホールでお声かけ

などなど…


"コミュニティのスキはどこ?"


"行き止まりにならないようにネットワークづくり"


"やっている人がたのしむこと"


"ついつい難しい話しを上から目線でしてしまいがち"


"支援者側の支援という態度は、相手がすり減る"


"ありがとうは循環するもの"


"ケアの双方向性"

ケアしてるようでいてケアされている


"cureとcare"


"人を見たら資源と思う感受性、誰でも何かできることがある"




やっている人は自分本位でいい。


たのしくやっていると、周りの人も自然と参加したくなるもの。


これは、トムソーヤーのペンキ塗りのお話と同じことか。




今住んでいるマンションで取り組んでいるつながりの場づくりにて、


健康の押し売り、つながりの押し売りみたいになっていないか?


どうすれば当事者意識を持ってもらいやすいか?


集会所でのマンションコミュニティの拠点づくり(防災や社会的孤立の予防等)、管理組合での建物管理、資産価値の維持向上へつながれば…



それぞれを検証しながらみなさんと取り組みを続けていこう。


いいことをするのが一番楽しいという意味の台湾の言葉「為善最楽」の心持ちで、自分たちが楽しくてやりたいこと、マンション、地域の方々にとって善いことを細々とやっていこうと思う。


各々のために、できることを、できるときに、できるひとがやっていけるような場になれば…とあらためてそう思う。



参考)




https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/juten_keikaku/dai1/siryou5-2.pdf