仕事をリフレーミングする | 闘魂日記<by 伴走社>

闘魂日記<by 伴走社>

研修の取組みを通じて、人が育つ職場とはどうあるべきかを考えます。そして、研修成果、自己革新の行動が継続し、成果に繋げる取組みを追求していきます。

新年度がスタートして1カ月がたちました

 

異動や昇進などで立場が変わった人や、年次が上がり期待も大きくなった人、新人が入ってきて後輩が出来た人…等々、仕事内容に変化が出てきたという人もいれば、仕事内容は変わらず忙しくバタバタとやってますという人もいると思います

 

「常に目的を考えて仕事をしましょう」なんて言うことはよく言われることですが、その目的を考える際には3つの視点で考えることをお勧めしています

 

①その仕事でお客様が喜ぶか(顧客の視点)

 まずは商売の原点を押さえる

 自分がやってる仕事が、どうお客様のお役に立ってるか?

 

②その仕事で会社は儲かるか(会社の視点)

 商売は儲からないと駄目。

 ボランティアでやってるわけじゃない

 「儲かる=お客様に支持されている」ことであり、儲かるから、更にお客様にお役立ちを提供し続けられる

 自分がやってる仕事が、会社にとってどんな貢献があるか?

 

この2つの視点は、黙っていても会社から言われ続けている視点ですよね

 

「お客様第一主義」

「顧客満足向上」

「経営理念、行動指針」

「目標必達!」

 

といった張り紙が執務室の壁に貼られていたり、会議の始まりの時に皆で唱和したりしながら、意識付けをやっている会社も多いかと思います

 

ちなみに、唱和するときは、ただ「言わされている」と思って言うのでなく、「しっかり覚えよう」「どういう意味なんだろう?」「どんな行動が求められているんだろう」と考えながら唱和すると深まりますよ

 

話を戻しますが、顧客の視点や会社の視点は、毎日の仕事の中で常に周囲から言われ続けているので、今やっている仕事に対して

 

「お客様にどういうメリットがあるのか」

「今期の目標に貢献しているのか」

 

という意味付け(目的)は出来ていると思います

 

ところが、この2つの視点だけになってしまうと、一生懸命仕事をしている時、ふと自分を振り返ると

 

「一体、何のために仕事をしているんだろうか…」

 

と悩みにはまってしまう、なんてことがあります

(私自身、この悩みにはまってしまい、仕事は一生懸命やるものの自分を見失っていた(「何のためにこんなに働いてるんだろう…」)時期がありました)

 

そこで、第3の視点です

 

③その仕事で私は成長するか(自己成長の視点)

 お客様の為、会社の成長の為はもちろん大事

 だけど、今の仕事も自分の人生そのものです

 今の仕事をやることが、自分のどんな成長につながるのか?

 自分の将来にどうつながるんだろうか?

 

という、自分にとって意味づけ(リフレーミング)することです

 

自己成長、自分の視点というのは、実は会社から与えられるものでなく、自分で考えてリフレーミングしながら意味づけしていくものなんです

 

誰も与えてくれない!

 

ということを忘れないことです

 

人生100年時代、キャリア自律、エンゲージメント、ウェルビーイング…など、色々なことが言われていますが、今やっている仕事に対して、この3つの視点で目的を明確にして取り組んでいくことで、自分で自分を上手く動かしていくことが出来るようになります(自分で自分を動機づけることができます)

 

GWの後半に入っていきます

身体は休めながらも、心はホットに、頭はクールに「今の仕事の目的」を考えてみてはいかがでしょうか?