全国の競輪ファンの皆様
選手会愛知支部サポーターの皆様
たいへんご無沙汰しております🙋
こんなに長い間休んでおりました
その間、2回の入院と手術…
間もなく丸22年を迎える選手生活の中で、今回ほど長く自転車に跨がれない事はありませんでした。
療養中は周りの練習仲間が必死に練習しているバンクの最内をひたすらランニング🏃と、皆のタイム計測係⏱
レース走れない悔しさ、もどかしさのストレスにより、一時は体重も10キロ程減ってしまいました
正直言いますと、初めて『引退』の2文字がチラつきました… というか、真剣に考えました
自分が欠場したG1、G2、そしてG3地元名古屋記念などのレースはほとんど見ておりません
約1か月前までは身も心も完全に腐りきっておりましたが、その間、自身の進退も含めていろいろ考える時間だけはたくさんありました。
これまで自分の辿ってきた道程。
現在。
そしてこの先の愛知支部、中部地区。
先述した通り、悔しさやもどかしさの矛先は自転車に乗ること以外の自分のトレーニングと、特にアマチュアの練習へ。
毎日バンク内でランニングをしながら、プロ選手の練習の合間には、もはやワタクシの手型がついたであろうストップウォッチ⏱を片手に必ず発走機によるスタート練習(強制)。
昼休みの昼寝を叩き起こしてワットバイク(もちろん強制)。
養成所を卒業したばかりの卒記チャンプもワタクシによる犠牲者のひとり(詳しくは愛知支部公式SNSをご覧ください😁)。
ビッグレースでの中部地区の惨状が当たり前(現状は浅井の孤軍奮闘)、辛うじて出場できていたワタクシも長期戦線離脱という最大&最悪のピンチですが、名古屋の練習仲間にもようやく若い芽が育ち始めた今こそ、自分のこれまでの選手生活で得た知識や経験を次世代に伝えていくべきだ!!
と、ワタクシのココロに勝手に火がついた次第であります。
偶然か必然か、自分の療養期間中に新たに競輪選手を目指す若者たちが次々と名古屋競輪場を訪れるようになり、その素晴らしい能力を目の当たりにしてワタクシの復帰への気持ちはどんどん高まっていきました🔥🔥🔥🔥🔥🔥
欠場が続く自分を心配してメールや電話をしてくださる諸先輩方が、皆さん口を揃えて仰る言葉は「辞めるのはいつでも辞めれる」。
ごもっともなお言葉
「辞める」事で辛い現状から簡単に逃げ出そうとしていた自分に猛烈に腹が立ちました💢
「辞める」事よりも「続ける」「這い上がる」事の方がどれほど苦しいか…
自分ではわかっていたつもりでしたが、いざ自分がその立場に置かれた事すら気づきませんでした。
この1ヶ月2ヶ月で練習を始めたアマチュア選手の中には、まだワタシのレースを見たことのない者もいます。
復帰へ向けたトレーニングを再開してからは、自分のトレーニングの傍ら、アマチュア選手に混ざって同じメニューをこなしてきました。
父と子のように年の離れたジジィでも、同じ練習をして見せて、レースでも勝ってみせる事が、言葉よりも彼らにとってはいちばんの刺激になるとワタシは思います。
3ヶ月も実戦から遠ざかっていた身として、復帰してどれほどの成績が残せるのかは自分自身でもわかりません。
しかし、これまでと違ったモノを新たに背負う気持ちができたこの3ヶ月の療養期間は、この先の選手生活にとって間違いなく大きなプラスになると信じています。
5月2日から始まる第76回日本選手権競輪(いわき平競輪場)。
色の黒さと脚の太さは変わっていないはずです。
足りない脚力をファンの皆様の少しの声援であと押ししていただけるとありがたいです
『捲土重来』となるかわかりませんが、久しぶりの🔥一走懸命🔥を応援してください🦍
それではまた👋