先月の日本の記録がまだですが💦
先日、ラウハラワークショップだったので新鮮なうちにその記録を。
ラウハラとはハラ(パンダナス)の葉(ハワイ語でラウ)のこと。
それを編んでブレスレットや帽子、マット、バスケット、さまざまなものをつくることができます。
ぶっちゃけ、葉を編むだけなら日本でもできる。
器用な人だったら作品を見れば真似してなんとなく似たようなものをつくることもできてしまう。
でも、ロミロミもフラもそうだけど、形だけを真似することと、伝統をその道のマスターから学ぶということ、仕上がりは同じように見えても、やはり何かが違う。
まずは熟練した人から基礎を学ぶこと、そしてそれが生まれたハワイの地で五感で感じながら行うこと、そうやって学ぶのは時間がかかるけど、楽しみがあり、発見があり、自分の経験となる。
今はyoutubeとかでなんでも動画があるけど、ウィーバーごとにスタイルもあるし、手指の使い方や、ちょっとしたコツなんかを、フェイストゥフェイス、aloとaloを付き合わせて学ぶ。
私たちのワークショップではラウハラ指導はあのアンティ・ミッシェルにお願いしています。
アンティ・ミッシェルはみんな大好き私も大好きヒロのダウンタウンにある「ハナホウ」のオーナーでもあり、ウィービング歴ウン10年のマスターウィーバー。
先月、阪急うめだのハワイフェア でも一緒でした。
初日朝にはラウハラのパーパレ(帽子)を求める行列までできるほどの大人気!
彼女のあふれるラウハラ愛、こだわり。
だからラウハラにまつわるおしゃべりタイムがなにより楽しい。
そんな彼女でも、いまだに作るたびに学びがある、と言います。
同じものを作るのが100回目だったとしても!
今回、このワークショップをリクエストしてくれたのはもうアンティーから学ぶのが3回目のおふたり。
去年はパレイプ(イプというフラの楽器の下に敷くマット)を作りました。
本当はそろそろバスケットでも編みたいのだけど、アンティは一歩一歩着実に上達してほしい、ということで今回のお題目は「ドアストッパー」。
中にレンガが入っています。
(飛行機で持って帰るのに重い 笑!)
↓こちらがアンティーが事前に試作して送ってくれた完成品の写真。
さて、アンティーミッシェルのこだわりのひとつ。
「ラウハラを編むからには葉のクリーニングからやるべし。」
それは私も大きくうなずくところ。
プロセスのひとつひとつが大切。
というわけで、空港でピックアップしたその足でハナホウに立ち寄って、あいさつもそこそこに「宿題」の葉を受けとります。
それを持って、ケアウカハのビーチに移動。
↑こちらの写真は去年のものだけどこんな感じ。
根元と先端だけ切ってある状態。
ここから両側にある棘をとって、丸まってるのを伸ばしながら汚れ(ときおり虫や卵)を拭きとります。
↑あいにく曇ってきてしまったけど、少し涼しくなってちょうどいい。
上にあるのがハラの木。
今年は去年ほど量もなく明るいうちに無事終了!
そして翌日。
いよいよドアストッパーづくりです。
ハナホウのバックルームはわくわくするワークショップスペース。
昨日、クリーニングした葉とは別に、ちゃんとキットを用意してくれてました。
(キット準備って地味でとても手間のかかる作業です!)
↑棚にもそそるものがいろいろ詰まってます。
実はワークショップ前のアンティーとのやりとりで、「ドアストッパー、試作してみたけど少し難しいかもしれない」とメッセージが来ていたのですが、その後編みやすいように、またきっちり緩まずに編めるように、ちゃんと作戦がたてられていました。
こういうところがさすが「先生」なのだなあ。
その作戦は先生から直接学ぶものだと思うのでここでは写真も含め、自粛。
↑途中経過。
生徒さんの一人が編み進んでから葉の裏表がさかさまになっているのがみつかって、ほどいて編み直し。
ちゃんと直したはずなのに、チェックしてるとなぜかまださかさまなのがあったり。
なんどか繰り返す。
アンティミッシェルのこだわり、その2。
「間違っているのをみつけたらほどいて編み直すべし。
だって、後から見るたびに、ああここ間違ってるのよねって何年も思うのよ。」
確かに。
気にしない性格の人は間違ったことすら忘れそうだけど、それだとやっぱり人からマスターと呼ばれるようにはならないんだろうなあ 笑。
「でも編む練習にはすごくなった!」
生徒さんもポジティブです 笑。
アンティーは昔、「間違えることのマスター」だったそうです。
できるようになるまですごく時間がかかったと。
もともと器用で天性の才能があったのかと思いきや、そうでなかったことにすこしびっくり!
彼女をここまで連れて来たのは「とにかくたくさん作った。」その積み重ね。
その原動力はラウハラを編むのが好き、楽しい、その気持ちなんだろう。
やっぱりつまるとこ、そこだよねえ。
で「間違えることのマスター」だったからこそ、ぱっとみて間違ってるところをみつけたり、修正する方法を知っていたり。
そこ、生徒と先生の大きな違い。
そんなわけで無事、時間内にドアストッパー完成!!
↑みんなで笑顔で記念撮影!
夜は2晩とも、イーさんによる夕食が振舞われました。
わたしたちのこだわりは、なるべく自分の家や我が家で採れたものもしくはビッグアイランド産の食材を使うこと。
こんなに豪華メニューでした。
1日目
マウナケア産ワイルドビーフのロースト
オキナワンスピナッチ(ハンダマ)のソテー
カトゥクのサラダ、小豆島産手積みオリーブオイル(超美味!)で
バナナプディング
2日目
グリーンパパイヤと三つ葉のタマリンドスープ
アホレホレのソテー
カトゥックとハーブのリングイネ
ホワイトパイナップルとミントのカクテル
ブログやフェイスブックにあげるのがどうしても習慣になりきらない私が撮っていた写真はこれだけ💦
↑奥の長い枝付きのがカトゥック。ピーナッツのような生のグリーンピースのような味です。日本ではみたことないけどあるのかな!?
右の白いボウルに入っているのはハンダマに長命草、手前の白いフチの葉はキューバンオレガノ。
すべてイーさんちの庭から。
↑バナナプディングパイ。フィリングはインスタントのミックスだけど、自家製バナナがたーっぷり。
表面には焦げ目をつけてケアウカハ産ソルトをばらり。
今回は家に戻って来てからの時間にも余裕があったので、ゲストたちはディハイドレーターを使ってドライフルーツとビーフジャーキー作り。
そう、我が家はお土産は自分でつくらなけらばいけない家 笑。
ファーマーズマーケットで買ってきた、今が旬のホワイトパイナップル、マンゴー、ドラゴンフルーツ、アップルバナナ。
イーさんちで採れたリリコイ、おまけのようにうちで採れたライムとイチジク一個ずつ 笑。
できあがったドライフルーツはこんな感じです。
↑上からバナナ、マンゴー、ホワイトパイナップル
そしてビーフジャーキー。
↑どうやらすごくいい部位だったらしいので美味しいに違いない。
こんな感じののんびりとでもあっという間の2日間でした。
夜はほろ酔いで、アロハについて語ったり。
また来年も同じ時期にやると思いますので、ぜひ参加したい!という方はお問い合わせくださいませm(__)m
夏のクラスは中級者対象となりますが、初心者の方もリクエストしていただければ開催可能です!
↑早速我が家でも使ってます。
↑アップだとこんな感じ。
★★今後のワークショップ予定★★
9月9日〜14日 ロミロミ レベル1・ハワイ島ヒロ お申し込みフォーム
9月30日〜10月4日 ロミロミ レベル2A ・東京 お申し込みフォーム
10月7日〜11日 ロミロミ レベル2B・ 東京 お申し込みフォーム
11月5日〜12月2日 ハワイ島でしっかり学ぶロミロミ1ヶ月・ハワイ島ヒロ お申し込みフォーム
来年前半予定も決まってきています。
ホームページをご覧ください→kekaimalino.com