インドヒマラヤ旅日記シリーズ
1. 日本人が忘れていたもの 〜神様と祈りとヨガ 〜
2. 北インド 旅の食レポ
3. カルチャーショック 町あるきと交通事情
▼前回までのブログ▼
インドヒマラヤ旅日記 日本人が忘れていたもの 〜神様と祈りとヨガ〜1
インドヒマラヤ旅日記 日本人が忘れていたもの 〜神様と祈りとヨガ〜2
インドヒマラヤ旅日記 日本人が忘れていたもの 〜神様と祈りとヨガ〜3
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インドヒマラヤ旅日記 日本人が忘れていたもの 〜神様と祈りとヨガ〜 9
前回までのブログでは、今回の旅で最も強く私が受け取ったものを詩のように書いたイントロダクションから、旅の概要、ガンガー・マー(母なるガンジス川)のこと、聖地リシケシでのこと、一番の目的地だったウッタルカシのこと、ヨガや瞑想についての学びvol.1・vol.2・vol.3 vol.4 について書いてきました。
この全てが、1. 日本人が忘れていたもの〜神様と祈りとヨガ 〜に含まれます。
今日は締めくくりとして、ハリドワールの「ガンガー・アールティ」について書きます。
アールティはプージャ の一部で、ギーに芯を立てて火を灯し、それを神にささげる行為にフォーカスしている儀式のことをさすようです。
ちなみにアールティを行う際に火を灯す神具の名前が「アールティ」というそうです。
今回私が見てきた大規模な「ガンガー・アールティ」は、ヒンドゥー教のシャーストリー(祭官)によって行われます。
毎日夕暮れ時にガンガーのほとりで聖なるガンガー・マーにお祈りを捧げるのです。
以前のブログでも書きましたが、プージャにも祭官によって行われるものもあれば家庭で日々行うものもあるように、アールティもこのような大規模なものもあれば、家庭で日々のお祈りして行うものもあります。
ちなみに今回の旅で私たちを引率してくださったToshi先生も毎朝アールティをされているそうです。
写真は、目的地に向かう道。すでに沢山の人が集まってきています。
まだ外は明るいです。
隣の人と肩を寄せ合って整列するインドの人々。
間もなく始まります。
対岸の中央にいるシャーストリーたちがこの儀式を執り行います。
いよいよ始まりました。
長くて前半はほとんど解読不可能なマントラを延々と唱えています。
別世界に迷い込んだ私たちは、ぼんやりとその様子を眺めます。
見よう見まねで両手を挙げて万歳!
人々のエネルギーが渦巻く中で内側に静けさが訪れる感覚。
次第に日が暮れてゆきます。
対岸の炎が際立ち始めます。
ここはハリドワール。
今日が最後の夜。
リシケシのガンガー。
最も長く滞在したウッタルカシのガンガー。
ガンガーの源流ガンゴトリー。
ウッタルカシからデリーへ戻る道中のガンガー。
ヨガでは
永遠に変わらないものに
心を結びつけるように教わったけれど.........
たとえこれが儚いものだとしても、
その鮮やかな五感の記憶を
もう少し味わっていてもいいかな。