今回工芸部は、和歌山県で開催されている
「第45回全国高等学校総合文化祭」に7月31日、8月1日の2日間、3年中島一咲と2年森本泰成と先生の3人で参加しました。

  1日目は開会式に参加し、その後、野田裕示さんという作家さんの講演会、講評会を聞きました。
野田裕示さんはをキャンバス自体を縫い合わせたり、色を重ねてサンダーで削り、凹凸を出したりなどかなり独特な絵画の描き方をしていて、こんな絵の描き方もあるんだなと勉強になりました。

また、講評会で野田裕示さんは、制作から展示の部分までしっかりとやりきることが作品の出来に関わってくるということをおっしゃっていて、その通りだと思ったし、本体の制作だけで無く、展示方法の仕方や最後の仕上げの作業は作品の出来に関わってくるすごく大事な所なんだなと思いました。

 その後私達は、実際に展示を見に行きました。写真だけでは伝わらない部分もしっかり目で見る事が出来たし、改めてこの全国総文のレベルの高さを痛感しました。また、自分の作品と、他の作品を比べ、もっとこうしたら良かったなという反省点があったので、その反省点を後輩に伝えて次に繋げていこうと思いました。

 2日目は野田裕示さんの作品の展覧会を見に行きました。野田さんの作品は奥行があって、立体的な作品が多く、絵画の作品の中では珍しいなと思ったし、中でも「WORK 1766」という作品は、縦は約4m、横は約6.5mもの大きさがあり、この作品を見て、大きい作品は迫力もあって目を引くなと改めて思いました。

 次に、和歌山城に行きました。和歌山城は紀州徳川家の居城で、歴史のあるお城です。また、お城の敷地内にある岡口門は重要文化財に登録されています。どうやって建てたのだろうと思うような木の組み方、継ぎ方があって驚いたし、何年も前に建てられたものが、現在も残っていることが何より凄いなと思いました。


 最後に、和歌山大学教育学部附属小学校で、和歌山県で伝わる、備長炭の箸置きの制作を行いました。同じ交流班の人と一緒に制作し、綺麗に作ることが出来て良かったし、和歌山県の文化を、実際に体験して知れる所が面白いなと思いました。

   2日間に渡って全国総文に参加して、かなりレベルの高い作品の中で、自分の作品を出展する事が出来て、凄く嬉しかったし、全国のレベルを知り、自分はまだまだだと思いました。全国総文を開催して下さった和歌山県の先生方、生徒の皆さんありがとうございました。

今回の体験をしっかりと、後輩に伝えて次回の全国大会で後輩が活躍している姿を見たいなと思いました。
ここまで支えて下さった先生方や、プロジェクトで関わっていただいた外部の方々、ありがとうございました。3年生は引退しましたがこれからも頑張って行きますので、何卒よろしくお願いします。

3年 中島一咲