オーストラリアに来て4週間が経ちました。
4週間のトレーニングを終えこのタイミングで一度実戦の経験を積んでおきたいと思い、シドニーで開催されたSydney SUP Festivalに参戦しました。ローカルレースといっても世界トップ10に入るリンコンやジェイムズの他にオーストラリアのトップ選手達が多く参戦する大会です。
去年多くのディスタンスレースに出場しましたが、今年に向けた課題として残ったのが
・レース序盤での上位とのスピードの違い
・スタートで出遅れて良い位置につけず、追う展開になってしまう
・最初から最後まで上位争いに関わることが出来ない
今回で重要視したのはスタートから先頭に立ち、レースの展開をコントロールできる位置につけること。
コースはボート・ハーバー内からスタートして、9kmのコースを1週。100名以上の参加者が集まった。
スタートは良く、1km先のブイに到着した時には首位に立ち、リンコンと2人で後ろの選手たちを離す展開。スピードも最初の1kmは時速10.5kmとかなり良いリズム。このまま後ろの選手たちを離し2km目の平均時速も同じく10.5km。3kmを終えたときまではこのままの順位だったが、僕を引っ張っていたリンコンがコースを間違え、50メートルほど大回りしたところにジェイムズが追いつき3人の集団に。
スタートで飛ばしたせいか、ここで自分は失速。リンコンとジェイムズに置いていかれた。そのまま乳酸を抜くことが出来ず、4−6位を走っていた選手たちに追いつかれた。スタートの3kmが相当きていたせいか、ここにもついていけず6位でフィニッシュ。リンコンはスタートあのペースで漕いだのに関わらず最後まで持続させてさすがだった。
今回はスタートから前にでることが一番の目的だったが、あとからデータを見ると飛ばしすぎた感じがした。後にGarminのデータを見るとちょうど心拍数が180を超えたところで失速し始めている。
レースを振り返ると
良かった点
・スタートダッシュのスピードが以前よりも上がっている。今まで前に出れなかった選手の前にでることが出来た。
・レースの1/3は今までに無いぐらいいいレース運びが出来た。
改善点
・スタートからあそこまであげる必要はないと感じた。もう少し落ち着いたペースで漕いでも十分ついていくことができる。
・3kmを超えたところの乳酸対策。ここを重点的に練習で磨く。
「There is no better training than racing.」"レース経験を積むことはどんな練習よりもいい”。このような小さなレースでここまでのレベルの選手が集まると色々と試せるし、大きな学びがあるので本当に参戦してよかった。今シーズンに活かしたいと思う。
今回はシドニーではJames Familyにお世話になり、フォイルしたり色々と話したり楽しい時間を過ごせた。