「松江大橋周辺の美しさと川の付き合い方展」のお知らせ、 | 誉-HOMARE-

「松江大橋周辺の美しさと川の付き合い方展」のお知らせ、

僕がこの場所で「誉」をはじめたわけはいくつもあります。




その1つには前のブログで紹介した屋久島の詩人“山尾三省”があり、 もう1つ大きなきっかけとしては、前にこの場所でお店をされていた「EAD CAFÉ」の存在と、そのオーナーであるクミタケ氏との出会いが大きいです。




所謂。都会思考の強かった学生時代の僕に、EADというお店の存在は間接的に僕の無意識の部分の美意識の観念の様なものに深く影響しており、自分の住む町である“松江市”の素晴らしさに気付かせてくれました。




とりわけ、400年も昔から市民に愛され、守られ続けている“松江大橋”や、その周辺の川沿いの通りだったり、老舗の頑固なお店にいたるまで。 気がついたらとても大切な場所へと、どうしようもない程に位置していました。





上記した大橋を巡る逸話の1つが、「源助柱」。



今から400年前。 街づくりの一環として、ここに大橋をかける作業がはじまったのですが、川の流れが激しく 掛けようとしては失敗し、 また掛けては流されという状態が続いたそうです。




そこで荒ぶる川を鎮めようと生きたままの侍を柱にくくり奉納するという儀式が行われました。その侍の名が源助であり、 それまで何度掛けても流されていた橋が、その後400年(今に至るまで)もの間、流されずにいるとの事です。(小泉八雲「日本の面影」参照)





先代の松江の人々は源助に感謝と畏怖の念をもって、橋の南詰めに石碑がたてられ供養されました。 そして、現在 松江市民が花見をしたりBBQで楽しんでいる公園が「源助公園」と改められている様です。




話が長くなりましたが、この松江大橋周辺の町並みというのは先祖代々に愛され、護られ、大切にされてきた宝であるのだと僕自身は捉えています。




しかし、こうした町並も 現代の利便性と要求のため大きく変えられようとしています。





そうした思いもあって、絵や写真の展示とは随分と異なりますが、“美”を伝えるという意味においては同じ土俵であるという勝手な僕の一存で、誉1F展示スペースにて、大橋周辺の魅力と歴史を知っていただく展示会を72日より開催いたします。





ARTというものを伝えることと同様に、大切なもの、あるべきものを伝えていくという行為は とくに今の時代には必要なことだと考えています。





誉-HOMARE-


くみたけ博志:「松江大橋周辺の美しさと川の付き合い方展」

期間:72日-10日(平日18002400/土日11:002400

場所:「誉」

問:090-1351-6141(ゴトウ)

※ギャラリー期間中もネオ公民館(持寄カフェ)は同時営業しています。


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~持寄カフェ&ギャラリー(通称:ネオ公民館)~
「誉-HOMARE-」
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※食べ物、飲み物持込自由。冷蔵庫、炊事場有り。各種寄合、読書、DVD鑑賞等 ご利用は多目的。(店内に飲物(主に瓶ビール)のみ販売もいたしてます。)
CHARGE:500円(1人/2時間)
営業時間:11時~24時(平日18時~24時)
定休日:木曜日
住所:島根県松江市白潟本町7
USK:090-1351-6141
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