『もうすぐママ』の襷、勲章ロゼットに一目惚れ。
どうしても妹にプレゼントしてあげたかったから即購入。
家族からのメッセージを記した手作りのメッセージBOOKはレナから手渡した。
Yukoちゃんからプレゼントされたドレスと、『birthday girl』ティアラでプリンセスに変身したレナ。
勲章、襷と同じシリーズのパーティー参加者ネームシール。
『もうすぐおじいちゃん』や『もうすぐベビーシッター』などがあり、
手書きもOK
テーブルコーディネートもベビーカーのナプキンなどを使い可愛いらしく。
いっぱい悲しい経験をしてきた妹。
だからこそ毎日不安との闘い。
生まれるまで。生まれてから。
心配は尽きない。
悲しい、苦しい経験が妹を不安にさせる。
だからこそ…私のように不安を言葉にして吐き出せるタイプでは無いからこそ
私は妹の不安、恐怖を包んであげたいと思った。
また何かあるんじゃないか？
赤ちゃんに何かあるんじゃないか？
次々と恐怖は襲うのだ。
自分自身がその不安を払拭し
向き合い闘うしかない。
だから私達家族はその妹の不安が消えるようにサポートするだけ。
こんなふうに華やかに賑やかに優しくbaby showerを開催する事で
妹を不安にさせる何かが消えてしまえば良いと思った。
私は妹の不安を…マイナスな気持ちを取り除きたい一心だった。
『お姉ちゃん赤ちゃんお腹にいたよ』と嬉しそうにキラキラ話してくれた妹は
何度もやっと掴んだ幸せから突き落とされ泣いた。
私は何もしてあげられないし、もどかしい。
でも絶対に妹をママにしてあげたい。ママになると信じた。
『お姉ちゃん。私達家族は多分お姉ちゃんがいれば絶対にプラスの結果になると思う。幸せになると思う』と言った。
もちろんその通り。絶対に私が幸せに導く。
2年前緊急手術になり、やっと妊娠した赤ちゃんの心臓は止まりそして子宮摘出の可能性、さらに
妹自身の命も危険になる可能性があった。
職場からの帰宅途中に知らせを受けて母と合流し病院へ向かった。
どうして？なぜ？
うちばかり。なぜ？
…そんな誰にぶつけて良いのかわからない気持ちが溢れ出す。なんだか涙も出ない。
普通に…普通の生活がしたいだけ。
普通の幸せを妹に掴んで欲しいだけ。
賢人を奪われ、妹までも命の危険に脅かされないといけないのか。
車椅子に乗った妹は顔面蒼白。震えて『お姉ちゃん。最悪の状況になるのだけは避けたいから祈っていて』
あの時の妹の小さな声が忘れられない。
普通に妊娠。出産。育児。
普通って羨ましいな。。
当たり前の事が当たり前に出来るって羨ましい。
不安になりながら毎日を過ごしていくってキツイ。
妹にこんな悲しい思いは二度とさせたくないと思った。
赤ちゃんはママに会いたいのにまた空に呼び戻されてしまった。
ずっと会いたいのに、叶わない。
今やっと、、
ママに会える日はもうすぐだよ。
妹に普通の毎日をどうか。どうか。
それだけ。