TINO
壁にかけたカレンダー
めくる後ろ姿の
君に重なった 小さな影
瞼に滲んだ
TINO TINO
いつからずっと
子どもの瞳で泣かなくなった
あぁ 時がただ流れるたび
大人になる君が笑った
君の好きなメセニーと
ガーベラ届けておくよ
弾かなくなったピアノならずっと
残しておくから
TINO TINO
一人迷って
喚いた日も遠い記憶(こと)だろう
言葉はまだ足りないけど
あぁ 君の好きな場所へ行こうか
TINO TINO
悲しい日も
大人の瞳で笑ってればいい
あぁ 時はただ流れるたび
さよならの数 重ねるから