Keio High Swim Team -CONQUEROR- -2ページ目

Keio High Swim Team -CONQUEROR-

慶應義塾高等学校水泳部競泳部門の日々の活動を更新していきます...

遅くの報告となってしまいましたが、先シーズンの夏の結果報告をさせて頂きます。
8月17日から行われた京都インターハイにて、総合6位入賞を成し遂げました。
チーム目標である総合6位を達成するためには、800FRで表彰台以上でないと達成できないという状況の中でしたが、2位を獲得し、総合6位を決めることができました。
800FRの2位は塾高競泳史上初のインターハイリレー種目表彰台です。
個人の方では、初日に主将の大場が400Frで約2秒ベストを縮め、2位入賞。
主将が初日に流れを作ってきてくれました。圧巻の泳ぎでしたね。
1年の初谷が200IMで6位入賞、400IMで5位入賞。
調子は良かったわけではなかったと思いますが、400IMでは流石と思わせる泳ぎをしてくれました。
リレーは800FR以外に、400FRも決勝へ進めることができました。
しかし400FRは勝負できず、6位という結果に終わりました。
こうして振り返ると、今回のインターハイはやはり総力戦となりましたね。
昨年は個人で稼ぐ戦い方でしたが、今年はリレーで得点を重ねる戦い方でした。
昨年ほどの個人の力はありませんでしたが、チームの総力もあることを示せてよかったと思います。

今回のインターハイはチームとしての成長が見られた試合だったと思います。
県高校から流れを意識してやってきました。
インターハイでも途中結果が出なかったり、少し流れが悪くなりかけたりしましたが、そのたびにたてなおし、最後の800FRにつなげることができました。
とにかくインターハイ中、選手は明るかったです。
前向きでしたね。
この流れは、主将を筆頭に楽しみながら試合をすることができていたからだと思います。
800FRの結果は、一歩一歩成長してきた2014-2015KHSTの集大成だったと思います。
800FRは決してリレーメンバーだけの思いだけで、成し遂げられなかったでしょう。
前向きにチーム全員の気持ちが、1つの目標に向かっていたからこそ、チーム目標達成できたと思います。
応援してくださった方は本当にありがとうございました。


さて、その後はいつもの練習場所である協生館にて、塾内対抗戦が行われました。
この試合は塾内の中高が協生館に集まり行われます。
ここではもう1つのチーム目標であるK標準2,3年生全員突破がかかっていました。
3年生の中里もその突破を狙う1人でしたが、見事K標準を突破することができました。
盛り上がりましたね。
これで3年生は全員K標準突破を成し遂げることができました。
おそらく6年ぶりのことだったと思います。
本当によくやってくれました。
2,3年生全員突破とはいきませんでしたが、まだ2年生は来年があるので、来年絶対にこの目標を達成しましょう!
この試合は主にK標準組がメインとなったのですが、ほとんどの人がベストでよかったですね。
特に1年生の成長には目を見張るものがありました。
1年生の成長は若い力の可能性を感じさせてくれます。
この調子で成長してさらっとK標準をCutしてほしいです。


その塾内対抗戦の後には第二県高がありました。
各校専門種目以外に出ている選手もいた中でしたが、史上初の総合優勝をすることができました。
3年生全員で組んだ200FRはとても印象的でした。
優勝は少し厳しい部分があるかなと思いましたが、よく優勝したなと思います。
流石3年生たちだと思いました。
その姿に何人か感激していた人もいましたね。
いい刺激です。
その中でも1年生の高橋が非常にいい結果でしたね。
さまざまな距離を泳ぐFrの選手である彼ですが、メドレーリレーの背泳ぎでは驚きのタイムで泳いできてくれました。
専門であるFrもこの調子で成長していくといいですね。


この後は2014-2015KHSTの締めくくりである横浜地区大会がありました。
中里が正式タイムで1分Cutを成し遂げたのが1番印象的でした。
この試合もK標準組が主に主役だったのですが、田端、長野など大きくベストを更新してくる人がいました。
ほかにも何人ものベストが出ていい試合だったと思います。
これにて2014-2015KHSTのシーズンは終了となりました。


チーム目標の結果は
インターハイ総合入賞6位以上 達成
県高校総合優勝 未達成
K標準突破2,3年生全員突破 未達成(3年のみ達成)
という形になりました。

達成できなかった目標もありました。
これは自分たちの実力が足りなかった以外なにでもないと思います。
しかし、普通だったら無理だと思われるような難易度の高い目標をあえて掲げて戦った主に3年生たちは本当に素晴らしかったと思います。
結果、インターハイ総合6位以上、3年生だけですがK標準突破を達成することができました。
この代は本当にKHSTの過去を色々塗り替え、結果を残してくれましたが、それは難しい目標に果敢に挑戦していったからこそ、ついてきたものだと思います。
挑戦する大切さを示してくれたと思います。
高校生の可能性は計り知れないことを教えてくれました。
そんな3年生を本当に誇りに思います。
部活はこれで引退とはなりますが、どの道に行ったとしてもこの姿勢を忘れず活躍していってほしいと思います。

新たなシーズンが始まっています。
新シーズンについてはまた今度のブログで書かせて頂きたいと思います。
長い文章となってしまいましたが、2014-2015KHSTを応援してくださった方々、本当にありがとうございました。
また来シーズンも宜しくお願い致します。

井尻