こんにちは。
アフリカのフェアトレード雑貨屋「キチェコ」店主の、ほし☆ともこです。
前回の続き。
タンザニアの北西部に位置する、国連のMtendeliキャンプに滞在するブルンジ難民の様子をお伝えします。
1993年に起きた大虐殺(ツチとフツとの民族紛争)によって、ブルンジの情勢は大きく傷つきました。
特に、2015年4月に勃発した紛争はひどく、大統領が退任を拒否したことに国民の怒りが爆発したことに端を発しています。
2017年末までに、治安部隊や政府関連の民兵による残虐な弾圧が起こりました。
その結果、弾圧から逃れようと大量の難民が発生しました。
2017年末には推定50万人ものブルンジ難民らが近隣諸国に流れ込んだとみられています。
ウィメンクラフトの職人たちは、5万人以上の難民と一緒にMtendeli難民キャンプに住んでいます。
身一つで家を逃げ出した人がほとんどで、連れ出した子供の中には生まれて数か月の幼子がいる難民も少なくありません。
タンザニアとブルンジの国境付近に広がる山々の、森林や川を抜けてタンザニア国境にたどり着くまで、2日もかかります。
「タンザニアへ逃げるのが3回目だったので、小さな森道の道を知っていました。でも一番辛かったのは、丸2日間、何も食べずに歩き続けたことです。」
タンザニアの国境にたどり着くと、まず難民として名前を登録され、その後Mtendeliキャンプのテントに振り分けられます。
(次回に続きます。)
キチェコ
東アフリカのフェアトレード雑貨屋
☆「キチェコ」はスワヒリ語で「笑い声」☆