こんにちは。
アフリカのフェアトレード雑貨屋「キチェコ」店主の、ほし☆ともこです。
前回の続きです。
キャンプの生活は厳しいです。
インテリアバスケットの職人らは、過密状態の、狭くてもろいテントの中で生活しています。
とある女性職人は、2つの簡易式テントに夫と9人の子供、そしてブルンジに留まっているご近所家族から預かった、6人の子供たちと住んでいます。
合計17名もの人が、たった2つのテントに、手編みのマットを床に敷いて生活しているのです。
「2日前の嵐で、テントは水浸しになりました。周囲の排水溝だけでは不十分なのです。」
キャンプ内の所得の機会はほとんどありません。
キャンプの外で難民が働くことは違法なのです。
キャンプから外出するには、いつも特別な許可が必要で、面倒な申請をしても許可が下りないこともよくあります。
キャンプでは人口密度が高く、土地もやせているので、テントの間で栽培する少量のトウモロコシ以外は、何も栽培できません。
食べ物を育てる代わりに、世界食糧計画(国連WFP)が提供している毎月の食糧配給に頼っています。
これらの配給は、資金不足や物流の問題で削減されてしまいました。
以来、難民は必要な食料の約60%しか配給されていません。
「食料がカットされて以来、WFPからの配給だけでは家族を養っていけません。」
全体的に、ブルンジ難民救済のための資金は乏しく、支援金は大きく下回っていますー2億5千万ドルの支援金を要求しているにもかかわらず、わずか11%しか受給していません。
これは、緊急事態にある難民キャンプの支援金としては、世界的に最も低い額なのです。
(次回に続く)
キチェコ
東アフリカのフェアトレード雑貨屋
☆「キチェコ」はスワヒリ語で「笑い声」☆