今回の主役は３歳の男の子
この教室は4歳から〜
チラシや入会の定款にはそう記されているのですが
そこは様々な事情もある訳で
とりあえずやってみるか？
体験希望の親子に
そう声掛けはしたものの
この男の子
なかなかの強者で
みんなが楽しくダンスする中
走り回るわ
寝っ転がるわ
泣くわ叫ぶわ
ちょっと目を離すと外に出て行こうとするわ
正にわわわわ…の連続で
教室が終わって
大河原先生と
まだ
ちょっと難しいかな
などと話していた翌週
今日からお願いします！
とびっきりの笑顔で
挨拶するお母さんと男の子
そうして始まった教室では
満面の笑みで楽しそうに踊る…
お母さんの姿！！
主役のはずの男の子はと言うと
今日も走り回るわ寝っ転がるわ
主役に代わってダンスで汗を流していたお母さん
帰り際に
実は赤ちゃんがいて
来週の教室には連れて来たいと
行動力バツグンの3歳児と
子どもたちよりも激しく踊るお母さん
そこに赤ちゃん
って
お母さん
連れてくるのは良いけど
くれぐれも
しっかり見守っていてよ
そう釘を刺す私の言葉に
はい！
と答えるお母さん
そうして迎えた次の教室では
大河原先生も
周囲のお母さん方も
赤ちゃんに首ったけ
可愛い可愛いと大歓迎の様子
他にも走り回ったり
寝っ転がったり
落ち着かない子どもたちもいて
そこに赤ちゃん
お母さん
大人しく抱っこしていてくれるかな
などと思いながら始まった
この日の教室
あれっ！
お母さん
すごく元気に踊ってる！！
3歳児
走り回ってる！
って
赤ちゃんは？
そこには
ダンシングお母さんの赤ちゃんを
優しい眼差しで抱く
他の保護者のお母さんの姿がありました
赤ちゃんを抱く表情はとても柔和で
素敵な光景でした
走り回る子ども
楽しそうに踊るお母さん
そのお母さんの赤ちゃんを優しく抱く
他人の大人
バラバラな様でいて
絶妙なバランスを保ちながら
互いが互いを尊重しながら調和して行く
そんな空気感の中
今回の主役は誰だったのかも怪しくなりながら
以前
ブログに綴った言葉を思い出しました
私は
子ども達の一番近くにいる
愛情を持った他人の大人であり続けたい
とは言うものの
現実は
そんなに甘いものではない事も分かっています
お母さん！
いつまで赤ちゃんを人任せにしてるの！！
連れてくるなら
ちゃんと見てて！
ダンスが終わった頃合いを見計らって
そう注意する私の表情は
何故か笑顔でした