【もっと速く】フィッテイングを受けてみた【効率的に】 | 今日も○○(マルマル)な自転車生活

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ARGON18 KRYPTONでロングライドやらポタリングやら。
基本的に山はのんびり登ります。

スポーツバイクに乗っている人には当たり前ですが、自転車にはサイズが有ります。

洋服のようにS/M/Lで表記されていたり52/53/55といった具合にトップチューブ長で表記されていたりと各メーカーによって違い統一もされていないもの。

 

スポーツバイクの納車時にはお店でサドル高やハンドル角度など様々に微調整してもらいます。これが私の経験では大体1時間ぐらい。

これでしっくりとくれば良いのですが、走っているうちに膝や腰が痛くなったりと不具合が出てくる場合もあります。こうした時に今までは自転車を買ったお店に行って相談したり、自分の感じるままに微調整しなおしたりするものです。

 

私も今までにどうにも足の指の付け根に痛みが走ってしまうことがあってシューズのフィッテイングをしてもらったことがあります。その結果痛みが無くなってフィッテイングの効果は充分に実感していたはずでした。

 

今のバイクになってから約5ヶ月経ちましたが走行後の疲労感以外で体に痛みは出てきません。以前に乗っていたBMC GF01に近いジオメトリーのサイズを選んだ結果なのかもしれませんが、300kmブルベに参加してからフィッテイングを受ければもう少し効率的に走れるようになるのではないかという考えが頭をもたげていました。

そんな中で知ったのが多摩川沿いでフィッテイングサービスをしているTORQUEさん。

お店の場所もわりと自宅から近いし、基本料金が16000円と割りとリーズナブルなこともあってここでフィッテイングを受けることにしました。

 

早速予約を入れて訪問してみると普通の自宅マンションのリビングに機器を置いたフィッターさんに出迎えてもらいました。

 

このフィッターさんは現役でMTBレースにも参加しているそうで、脱サラしてフィッターさんを始めたそうな。

転職して自営業ってかなり勇気が要りそうです。

 

それはさておき。まずはフィッターさんとのお話からフィッテイングが始まりました。

自転車歴・負傷歴・現在のバイクで体が痛くなったりしないかどういうライディングを目指してフィッテイングを受けたいのかなどなど。

 

私の場合は現在のところバイクに乗っていての痛みはない、もっと効率的に(疲れにくく)走れるようになりたいといったところをお話しました。

 

その後はバイクをローラー台にセットしてケイデンス80~90くらいでしばらくペダリング。

フィッターさんはその間私のフォームを様々な角度から確認しています。

 

その次にフィッターさんの指示で6時地点でクランクを止める動作を何回かします。どうやらこれで下死点での膝の曲がり具合を計測した模様。28°~30°くらいが理想的だそうで私は28°で問題なし。

 

その次は同じくローラー台に乗ったバイクでペダリングして3時地点でペダルをストップ。

ここではペダル軸よりも膝が前に出ていないかを見ていました。計測には建設現場で使うレーザー測定器を右側から1台、前方から左右の膝に合う位置に2台の計3台を使っていました。これによって右側からの測定器で3時地点での膝の位置を確認します。

これによると私のペダリングでは12時地点では力が加わらずに2時ぐらいから力がかかり始めている模様。これを12時地点から踏めるようにサドルを20mm後退させます。

 

これで踏み出してみると

「!!!!!!!!!!」

明らかに踏み出しが軽くなりました。後退させる前は正直ローラー台の負荷がきつくてスムーズに回すのに苦労したのですが、後退させた後はその部分がかなり楽に回せるようになっていました。

フィッターさんによれば初見での私のフォームは一見スムーズだがやや膝周りが窮屈で下ハンが使いにくそうだったとのこと。

確かにサドルを後退させたことで膝周りが楽になってきて下ハン持った時も以前より楽に感じました。

 

サドルを後退させた後は前方から左右の膝にあてたレーザーを目安に膝の動きに注目します。この時には膝や拇指球や足の付根に目印となるシールを付けていました。

ペダリングした時にレーザーがどこに当っているのか、膝に貼ったシールからペダリング時にレーザーが外れないのを見ていました。

 

その結果によるとどうも左膝の動きが良くないようなので、マットに寝転んでフィッターさんに各部の可動状態を確認してもらいます。前屈は結構硬いが、膝は可動域がまあまあ広い、左右の足では左のほうが少々短いとの所見です。

 

左右の足の長さを揃えるためにスペーサーを入れて調整。

調整したシューズを履いてペダリング。

シューズを脱いで微調整といったことを2度ほど繰り返してペダリングの調整は終了。

その後にスペーサーが入った分サドルを2mmほど上げました。

 

最初にお店を訪れてから2時間半ほどでフィッテイング終了となりました。

お代は基本料金16000円にシューズのスペーサー代が4000円というところで合計20000円ほどでした。

帰路は裏尾根幹の触りを走ってみましたが、踏み出しが軽くなった意外に変化は感じません。

フィッターさんも言っていましたが、フィッテイングしたからと言って急に早くなるわけでないし登りに強くなるわけでもありません。

日々走っている中で体へのダメージを少しでも軽減するために受けたバイクフィッティングでした。

 

効果のほどはさて?