ドーピングテストのその後 | 伊達公子オフィシャルブログ ~Always Smile~

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昨夜、終わった時間は夜中の2時。

ブログを書いてからいろいろありすぎました。
振り返ると....


22:00前 (トイレを済ませて)就寝

22:10頃 アンチ・ドーピング機構訪問で起きる

23:10頃 検査できず、23:00を過ぎたことを告げたが(通常の検査は23:00までなので)、 上司とも電話で確認の上、更に待機
"トップアスリートは出来るまで待つように"指示が出ていると言い、待機を続ける

調査員が私に対し「気が立っていますね」「文句を言われてます」などの失言続く
「寝不足で怪我したら誰が責任を取ってくれるんですか?そうなってしまったら裁判ですね」に対し、「さぁ、どうでしょう?私には何と言っていいのか」と仕事ですからモード
「必要性は理解するが、これでパフォーマンスが落ちたらドーピングテストも関係ないので?」に対し、「それは文句ですね」という見解
全てにおいて最後は「私達は仕事なので..」

00:35頃 ここまでに1Lの水を飲み、試みるが60ml弱しか取れず、検査未了
90ml取れるまで待つとのこと

01:00過ぎ  拉致があかず、まだ時間がかることに加え、調査員の言動に失礼が多いため、警察に出動依頼
と同時に調査員の態度がいきなり変わり再度、上司に連絡

調査員)継続を拒否しますか?と投げかけられる。
伊達)どういう意味ですか?と質問。
調査員)時間が時間なので継続不可能と拒否することができます。
伊達)時間が時間とはどういう意味ですか?今更、どうして時間が時間というのかわかりません。
調査員)もう日付も変わってますし、1時を廻っていますので。
伊達)誰のものさしで物を言ってるんですか?私は10時の段階ですでに寝ていましたし、11時の段階でどうしてその選択があることを言ってくれなかったんですか?
調査員)過去のことをもう言わないで前に進みませんか?
伊達)前に進むために確認してるんです。

そんなやり取りをしている中で、もう一人の調査員の方が、
上司と直接会話をすることを勧め、上司と話をすることになり同様の説明の繰り返し
とにかく必要な量が採れるまでお願いしたいとのこと。
そこまで言われるならわかりました、それならば朝まででも出るまで待ってください。
と伝えると、朝までは無理です。
2時はよくて朝は無理ってどういうことなんですか?
私にとっては23時も2時も次の日の練習に大きな影響があるんです。
         
電話の途中で警察が到着
そのまま警察官が上司と話をする

01:30頃 警察が来たことで、さらに態度が変わり、言動も変化
もう一度だけトライして終了するということで警察は退出

01:45頃 トライの結果、90mlを超え終了
二人のうち一人はともかく、失言が多い方に関しては、ろくに挨拶もせず退出しようとしていたので、出る前に何か一言でもないんですか?と問いかける。
ドアを出た際、振り返りもせずにエレベーターを待つ。
もう一人の調査員はドアを出たところで挨拶と警察へ向けての配慮をして帰られました。

02:00頃 就寝しようとするが、寝付けず
その後も2回トイレへ行くこととなり、ほとんど眠れず

06:00過ぎ    通常の起床時間を遅らせ、少しでも睡眠重視にして起床
        朝食も取らず、用意をして出発


朝、起きると体が重だるく、回復していないことを感じる。
もちろん起きるのも辛い。

練習はまったく体は動かない、軸がぶれる、踏ん張れない、力が伝わってこない。
結局、基本練習に戻らざる得なく、追い込んだ練習はまったくできず。
時間も短くして練習を終えるしかできませんでした。
午後のトレーニングも体がついてこない、正しい動きができないことで
メニューを大幅に変えて軽めにもして終了。

今日は1日、やりたい、やろうとしていたことはまったくできず
怪我を防ぐことで頭はいっぱいいっぱい。

大切なこの時期にアスリートの活動を完全に崩す結果になっているこのシステムに
どう考えても疑問が残ります。
競技をする以上、アンチドーピング機構のルールに従い、検査を受ける義務があるのは
理解しています。
でもそうであるならば、アスリート側の主張できる場が必要なのではないかと
思います。
今、何ができるのか?どこにできるのか?を探っています。

とにもかくにもこの大切な時期に完全にリズムを崩された上に
挑発的な調査員の言動に私は納得できません。