2017年6月 読書メーター | きらるの部屋

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6月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1593
ナイス数:71

新訳 ジキル博士とハイド氏 (角川文庫)新訳 ジキル博士とハイド氏 (角川文庫)感想
有名すぎて手に取る気になれなかったのですが、ようやく読みました。
凄い。色々と凄かったです。物語の筋は分かっていたけれど緊張感や圧が凄い。最後の方はどっちがジキルでハイドなのか分からなくなりそうでした。(これは翻訳者の腕のおかげでもあるかな?)やはり名作と唱われるものには、納得できるだけの魅力があるものですね。解説も自分には無い発想で面白かった。今の私たちが不倫がテーマの作品に惹かれる(?)ように、当時のイギリスの方はそういったものに惹かれていたのかも。
読了日:06月04日 著者:スティーヴンソン
ソウルケイジ (光文社文庫)ソウルケイジ (光文社文庫)感想
ドラマで見て、絶対に読もうと思い購入したものです。やはり何度読んでも楽しめる。母性が取りあげられることは多いけれど、父性は珍しく感じられました。結末が分かっていても、そこにたどり着くまでの過程が良いし登場人物たちも魅力的。ライトノベルのように軽い部分もありつつ、締めるところは締めてるのもメリハリがあって好きです。ハッピーエンドとは違うかもしれないけれど、ひとつの幸福の形に感じました。
読了日:06月06日 著者:誉田 哲也
シンメトリー (光文社文庫)シンメトリー (光文社文庫)感想
読みごたえのある短編集。ドラマが入り口だったのですが、『過ぎた正義』については原作の方が好きです。他の作品も読みやすく楽しめました。欲を言うのであれば、どれも長編で読みたかった・・・。
読了日:06月10日 著者:誉田 哲也
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)感想
好きなアイドルが勧めており、タイトルも好みという理由で手に取りました。なんの知識も入れずに読み進めていたので、物語がどのように進むのか予想もできないまま最後まで読み切りました。様々な単語の意味が分かりませんでしたが、それ以上に作品の吸引力が凄かったです。
虐殺を引き起こすジョンの動機は論理的で、平和に生きたい私には魅力的。終盤に差し掛かるにつれて丸く収まるのかな、と思ったのでラストでしばらく唖然としました。
軽い気持ちで手にしたけれど、えらい物を読んでしまったようです。
読了日:06月18日 著者:伊藤 計劃
陰陽師 螢火ノ巻 (文春文庫)陰陽師 螢火ノ巻 (文春文庫)感想
代わり映えのしない会話に出来事。でもそれが良い、そこに惹かれる。自分にとってはこのシリーズは読書を止めない限り、切っても切り離せない存在です。どうしてこんなに執着しているのか自分でも分かりませんが、そういう存在。たまに今までの作品と絡んだ話もあるのも楽しめます。
読了日:06月21日 著者:夢枕 獏

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